都会のはしっこ、2LDKで育ててます。

小学生と暮らすリアルを、少しだけ理論的に語ってみるブログ

【毎日の習慣は公文、弱点補強はRISU】小2娘に合わせた算数学習の工夫

こんにちは。「都会のはしっこ、2LDKで育ててます。」の管理人です。

今日は、小学2年生の娘が取り組んでいる「公文とRISU算数の併用」について書いてみたいと思います。

同じ“算数”というくくりでも、実はこの2つ、役割も特性もまったく違います。 でも、我が家では「いいとこ取り」することで、思った以上にうまくハマっていると感じています。

特に今、子どもの勉強をどうサポートすればいいのか迷っている方には、何かしらヒントになるかもしれません。


公文で身についたのは「毎日やる」こと

うちの娘は、小学校の始まりと同時に公文をスタートしました。 最初は2教科(国語と算数)だったのですが、余裕がありそうだったので英語も追加。 今では、3教科すべてを毎日の宿題として取り組むことがすっかり日課になっています。

学習のタイミングは、朝ではなく、学童での勉強時間や、家に帰ってひと息ついたあと。 その流れが自然なルーティンになってきました。

旅行などイベントがある場合は、「今日は少し多めにやっておこうかな」と、 前後の日に調整する意識も持てるようになっていて、これはなかなか頼もしい成長だなと感じます。

こうした習慣がついたのは、公文の「毎日宿題が出る」スタイルのおかげです。 自分で考えて学習を調整し、毎日こなす力は、きっと今後の学びの土台になると思っています。


公文ではカバーしきれない領域もある

ただし、公文にも苦手な領域があります。 たとえば、小2で学校の授業に出てくるこんな単元は、公文の教材には出てきません。

  • 時計の読み方と時刻の計算
  • cmやmLなどの単位の変換
  • グラフの読み取り

このあたりは、学校の授業ではしっかり扱われるものの、 公文ではスルーされる内容でもあります。

もちろん、公文の目的が「反復による基礎力強化」なので、 こうした応用的な内容は対象外なのも理解できます。

とはいえ、放っておくと定着しづらいのも事実。 そこで、補完的な役割を期待して我が家が導入したのが、RISU算数です。


RISU算数で“抜けていたこと”を拾いなおす

RISU算数は、学年制にとらわれず、タブレット上で子どもが自分のペースで進められる教材です。

公文では扱わない単元や、しばらくやっていなかった単元に戻って覚え直しができるという点が、特に気に入っています。

たとえば、今は公文で掛け算を進めている娘ですが、RISU算数をやっていて「あれ、ひき算ちょっと忘れてるかも」と気づくことがあります。

四則演算は、少し離れるだけで忘れてしまいがち。 そんなとき、RISUを使って、あえて違う単元に取り組むことで、学びが偏らずにすみます。

どの単元をやるかは、親や娘が選択して進めています。 意識的に、公文とは異なる単元を選ぶことが多く、 「今、こっちの分野を補っておこう」という視点で調整できるのは、家庭学習ならではの良さだと思います。


公文とRISU、それぞれの“いいとこ取り”

各家庭によるところかと思いますが、我が家ではうまくハマっています。 整理すると、次のようなイメージです。

役割 公文 RISU算数
習慣づけ ◎ 毎日宿題が出る △ 自由すぎて続けるのが難しい
計算力 ◎ 四則演算に特化 ○ 忘れていた計算を思い出せる
応用力 △ 特定単元は非対応 ◎ 時計・単位・グラフなど補強可
カリキュラム 一直線(自由には戻れない) 柔軟(戻る・進むが自在)

公文は「ひたすら進む」、RISUは「必要に応じて戻る・寄り道する」。 この性格の違いが、むしろ併用に向いていると感じる理由です。

たとえば、娘がRISUで時計の問題を解いている間に、公文では淡々と掛け算をこなしている。 同じ「算数」でも、異なる視点での学習が同時並行で進むのが大きなメリットです。


公文のタブレット学習については過去記事でも紹介しています

ちなみに、公文も最近はタブレット学習に対応しており、 我が家もiPadを使ったタブレット学習(KUMON CONNECT)」に移行しています。

その効果や使い勝手については、別の記事で詳しく紹介していますので、 よろしければこちらもどうぞ。

👉 【体験記】公文をタブレット学習に変えたら、宿題の消化スピードが明らかに変わった話


「1つに決めない」という選択

教育において、どの教材が正解かは家庭によって本当に違います。 ただ、わたしたちは「1つに決めず、それぞれの強みを活かす」方針を選びました。

公文で習慣を作り、RISUで弱点や抜け漏れを補う。 それぞれをバランスよく取り入れることで、学びの幅も深さも自然と広がっている気がします。

どちらの教材も、うまく活用できれば子どもの力になります。 そしてなにより、子どもが「自分で進めていく」力を少しずつ身につけていってくれれば、それが一番の収穫かもしれません。

ではでは。