都会のはしっこ、2LDKで育ててます。

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公文タブレット学習5か月の実体験レビュー|気になるデメリットを正直に書いてみた

こんにちは。「都会のはしっこ、2LDKで育ててます。」の管理人です。

我が家では、娘が小学2年生になるタイミングで公文の教材を紙からタブレットに切り替えました。
そこから約5か月が経ち、最初の驚きや新鮮さが落ち着いたところで、あらためて冷静に「メリットとデメリット」を振り返ってみたいと思います。

これまでは、メリット中心の記事を書いてきました:

今回は「デメリット」をテーマに掘り下げます。決して大きな欠点ではないのですが、これから導入を検討している方の参考になればと思い、私の実体験を正直に書き残しておきます。



3行まとめ

  • 公文のタブレット学習を5か月使った実体験から、メリットとデメリットを整理しました。
  • 導入コストや学童での利用制限など、家庭によって気になる点もあります。
  • ただし紙への切り替えは無料で柔軟に対応可能です。

公文タブレット学習のメリットをあらためて整理

まずはデメリットに入る前に、私が実感しているメリットを簡単にまとめておきます。

  • 宿題を進めるスピードが明らかに上がった
  • 答え合わせのリードタイムが短縮され、親が横で見守る負担が減った(特にお盆休み明けなどは効果絶大)
  • 集中力が持続しやすい(強制的な時間計測のおかげ?)
  • 字の書き直しがスムーズ(消しゴムを使わずワンタップで修正できる)
  • 英語は音声がタップで再生できるので扱いやすい
  • 過去教材が何分で終わったか、何点だったかをいつでも確認できる
  • 予定枚数を超えた宿題ができる(事前にある程度先の日数まで宿題がセットされている模様)
  • 急遽、教室を休んでも宿題を提出・受領しに行かなくて良い(これは実際に1度ありましたが、便利です!)

これらは以前の記事で詳しく書いていますが、今でも強く感じています。正直「紙に戻るとちょっと面倒かも」と思うほど便利です。


実際に感じたデメリット

家庭によっては導入コストが高い

タブレット学習は教材費そのものは紙と変わらないのですが、端末や周辺機器を揃える必要があります。

我が家の場合:

  • iPad(第10世代)…公式の整備済み品で購入(57,800円)
  • Apple Pencil…これがないと始まらない(13,800円)
  • ペーパーフィルム…書き心地を紙に近づけるため(1,500円)
  • タブレットケース…落下対策で必須(2,000円)

それなりに出費はあります。ただ、私自身がもともとiPadを買い換えようと思っていたので、タイミングとしては悪くなかったです。すでにタブレット環境がある家庭なら負担は少ないかもしれません。

iPad(第10世代)のディスプレイサイズがあれば、公文の紙教材よりも書くスペースは広くなります。

学童には持っていけない

紙教材の頃は、学童の「宿題タイム」で公文を進めることができました。しかしタブレットは持ち込み不可。必然的に家に帰ってから取り組むことになります。

学童では:

  • 学校の宿題を優先的に終わらせる
  • 漢字の書き取りや音読に取り組む
  • 宿題タイム後は友達と遊ぶ

といった流れになっているので、意外と「手持ち無沙汰で困る」ということはありません。ただ、家庭によっては調整が必要かもしれません。

国語教材の範囲がBⅠ〜DⅡまで

公文公式より

2025年8月時点では、国語のタブレット教材は BⅠ〜DⅡ に限定されています。今後は拡大予定とのことですが、進度によっては一時的に紙に戻さざるを得ないケースがあるかもしれません。我が家も、タイミングによっては切り替えの可能性を考えています。

英語の音声がたまに流れない

体感では月に1度くらいの頻度で「再生ボタンを押しても音が出ない」という現象が起こります。 タブレットだと教材側の音声ファイルの不具合なのか、端末側なのかは不明です。

今度、教室で先生に確認してみようと思っています。


デメリットの番外編(よく言われる懸念点)

タブレット学習全般について、よく聞かれる「弊害」についても触れておきます。

鉛筆や消しゴムを使えなくなる?

公文やRISU算数ではタブレットを使いますが、学校の宿題やドリルは鉛筆と消しゴムが基本。むしろ鉛筆を持つ時間の方が多いので、心配するほどではないと感じています。

記憶に定着しづらい?

これは正直、評価が難しいポイントです。ただ、娘を見ている限り「書いて覚える」効果はきちんと残っている印象です。学校のテストの結果などを見ても、特に問題は感じません。

タブレットは書きづらい?

ペーパーフィルムとApple Pencilの組み合わせなら、紙とほぼ同じ感覚で書けます。実際、娘も違和感なく使っています。 RISU算数のタブレットとは書きやすさは段違いです。


これから導入を考える方へ

公文では、タブレットの体験利用ができる教室が多いそうです。まずは実際に触ってみるのが一番安心です。

そして何よりありがたいのは、紙→タブレット→紙 の切り替えが無料で柔軟にできる点。もし合わなければ戻せばいいので、気軽に試せるのは大きなメリットです。


まとめ

公文のタブレット学習を5か月使った今の実感をまとめます:

  • デメリットもあるが、家庭の状況次第で工夫できる
  • 国語の教材範囲や英語音声の不具合は一部制約あり
  • それでも、宿題の効率や集中力の持続などメリットが上回る

つまり「導入を迷っているなら、一度試してみて損はない」というのが私の結論です。紙とタブレットの切り替えが自由なのは、公文ならではの安心感でもあります。

ではでは。