こんにちは。「都会のはしっこ、2LDKで育ててます。」の管理人です。
先日の記事↓では、“新小4(小3の2月)スタートが王道”という内容をカリキュラムに沿って、確認しました。
そこから一歩踏み込んで――実際に合格した子たちは、いつ塾に通い始めているのか? 早稲田アカデミーの2025年度合格体験記を読み込み、通塾開始時期が読み取れたもの65件を分析してみました。
※65件は「開始時期が明記・推測できた体験記」のみを抜粋。 したがって、以下の数字は“合格体験記に載る層”の傾向であり、塾全体の分布を示すものではありません。
合格体験記65件を数字で整理すると
学年 | 月 | 生徒数 | 割合 |
---|---|---|---|
小1 | - | 5 | 7.69% |
小2 | - | 1 | 1.54% |
小3 | 春(4–6月) | 1 | 1.54% |
小3 | 夏(7–9月) | 4 | 6.15% |
小3 | 秋(10–12月) | 2 | 3.08% |
小3 | 冬(1–3月) ※新小4 | 9 | 13.85% |
小3 | 不明 | 16 | 24.62% |
小4 | - | 14 | 21.54% |
小5 | - | 9 | 13.85% |
小6 | - | 4 | 6.15% |
合計 | 65 | 100% |
ざっくり三つの層に分けてみると
開始タイミング | 対象行 | 割合 |
---|---|---|
王道ゾーン 新小4(小3冬)+小4 |
小3冬+小4 | 35.4% |
早期スタート 小1〜小3秋 |
小1〜小3秋 | 20.0% |
後期スタート 小5〜小6 |
小5〜小6 | 20.0% |
不明(小3) | 小3不明 | 24.6% |
“王道”である理由と、早い/遅い開始の意味
新小4・小4スタート(約35%)
- 塾カリキュラムが完全に合っている
- 3年間で基礎→応用→過去問の王道ルートを踏める
- 体験記でも「宿題量に戸惑ったが、学年が上がるにつれ安定した」という声が多め
早期スタート(約20%)
- 小1〜小3秋で約5人に1人
- 「低学年コース → 本科にスムーズ接続」というケースが中心
- 早くから“塾のペース”に慣れておくことで、4年生以降の負荷を吸収しやすい印象
後期スタート(約20%)
- 小5〜小6でも逆転合格は実在
- 体験記の多くに「行きたい学校が明確になってから猛チャージ」という記述
- 短期決戦ゆえの集中力と個別サポートが鍵
私の所感:開始時期より“走り方”
- 早く始める ≠ 必ず有利。ただし、学習習慣や塾慣れは確かにアドバンテージ
- 王道の新小4は「無理なく3年間走れる黄金比」に思える
- 後期スタートは、本人の強い意志と親・塾のピンポイント支援がセットで成立
わが家の小2娘については、 「小3後半までは家庭学習で土台を作り、本人が“やってみたい”と言い出したら新小4から本格参戦」 を現時点の仮プランにしようかな、と。
まとめ
- 合格体験記65件では、約35%が王道の新小4〜小4スタート
- 早期・後期スタートもそれぞれ約2割ずつ存在し、“始めどき”は一様ではない
- 親として大事なのは、子どもの動機・学習リズムと塾のカリキュラムをどう噛み合わせるかを見極めること
中学受験のルートは多様です。 「早すぎる?遅すぎる?」と焦る前に、わが子が主体的に走り出せるタイミングをじっくり探したいですね。
ではでは。