こんにちは。「都会のはしっこ、2LDKで育ててます。」の管理人です。
さて、今回も恒例の中学受験に向けた学校調査をお届けします!
これまでも色々な学校を調べてきました。
これまでの学校調査記事はこちら
さて、今回フォーカスするのは、安田学園中学校・高等学校です。
早速見ていきましょう!
両国に根ざす、アクセス良好なキャンパス
【基本情報】
- 学校名: 安田学園中学校・高等学校
- 住所: 〒130-8615 東京都墨田区横網2-2-25
- 最寄駅からのアクセス:
- 設置区分: 私立
- 性別区分: 共学
- 系列校: なし
- 高校募集: あり
両国駅から徒歩数分、複数路線が使えるのは毎日の通学を考えると本当にありがたいですね。 旧安田庭園に隣接というのも、都心ながら緑を感じられる素敵な環境です。
世界がぐっと近くなる!多彩な海外研修プログラム
そして、最近の学校選びで欠かせない視点、グローバル教育です。 安田学園は、この海外研修プログラムが驚くほど充実していました。
希望制のプログラムが中心ですが、選択肢が幅広いです。
夏期ニュージーランド語学研修
- 研修地: ニュージーランド南島のクライストチャーチ
- 期間: 約2週間
- 対象者: 中2~高2希望者
- 研修内容: 語学学校での研修とホームステイで異文化を学びます。
夏期オーストラリア短期留学
- 研修地: オーストラリア・クィーンズランド州
- 期間: 約2週間
- 対象者: 中2~高2希望者
- 研修内容: 現地校で授業に参加し、ホームステイを体験します。
3ヶ月留学(ニュージーランド・オーストラリア)
- 研修地: ニュージーランドまたはオーストラリアの現地高校
- 期間: 約3ヶ月間
- 対象者: 高1の希望者
- 研修内容: 現地校の授業に参加。帰国後は留年せずに進級が認められます。
日韓交流プログラム
- 研修地: 韓国
- 期間: 3泊4日
- 対象者: 高1~高2の希望者
- 研修内容: 韓国の同世代と未来のリーダーシップについて学ぶ交換交流プログラムです。
ニューヨーク研修
- 研修地: ニューヨーク
- 期間: 約7日間
- 対象者: 高1~高2の希望者
- 研修内容: 国連本部や大学訪問など、世界の最先端を体験します。
オーストラリア修学旅行
マレーシア修学旅行
- 研修地: マレーシア
- 期間: 1週間弱
- 対象者: 高2
- 研修内容: 多民族国家マレーシアで多様性を学ぶ。
短期の語学研修から、3ヶ月の本格的な留学まで、ここまで選択肢が豊富なのはすごいですね。 特に、留学しても留年せず進級できる制度は、子どもを送り出す親としては大きな安心材料です。
※ 最新情報については、必ず学校の公式サイトや説明会でご確認ください。
注目したい3つの教育の柱
塾いらずは本当?驚きの「学校完結型」教育
この学校の進学実績、実はここ10年で驚異的な伸びを見せているとのこと。 具体的には、2024年春の国公立大学に57人、早慶上理に117人と約7倍に増加しているとのことです。
その背景には、「学校完結型」の学習環境があるようです。 放課後の補習や長期休暇中の講習が非常に手厚く、多くの生徒が塾や予備校に通わずに難関大学への進学を勝ち取っているのだとか。 高校2年生の12月には、90分授業×15コマというとんでもないボリュームの「進学合宿」まで実施する徹底ぶり。 「学内のサポートで、生徒の力を最大限に引き出す」という学校の強い意志を感じます。
AI × ICTを駆使した「個別最適化学習」
躍進のもう一つの鍵が、AIを活用したICT教育です。 AIが生徒一人ひとりの理解度を分析し、最適なタイミングで復習問題を出してくれるシステムを導入。 テスト後には「あなたが今、学び直すべきこと」を優先順位をつけて示してくれる個人レポートがもらえるそうで、これなら効率よく弱点を克服できそうです。 ネイティブとのオンライン英会話も標準装備とのことで、まさに至れり尽くせりですね。
スモールステップで自信をつけるグローバル教育
豊富な海外研修プログラムも、実はよく設計されたグローバル教育の一部。 いきなり海外ではなく、まずは毎週のオンライン英会話で「英語を使う」ことに慣れるところから。 そこから国内での英語研修、そして希望制の海外研修や全員参加の修学旅行へと、段階的にステップアップできる仕組みになっています。これなら英語が苦手な子でも、無理なく世界に目を向けていけそうです。
他にも魅力的なポイントが
上記の3つに絞りましたが、ほかにも安田学園の強さを支えるポイントがあります。
- 安田財閥の伝統と、時代を読む革新性:100年近い歴史に甘んじず、共学化など常に進化を続けるバランス感覚。
- 文化と自然に恵まれた、両国の学習環境:旧安田庭園や隅田川の自然、国技館や江戸東京博物館などの文化施設が身近に。
最後に:伝統と革新が共存する、面倒見の良い学校
さて、今回は安田学園について、かなり詳しく調べてみました。
正直な感想として、「伝統を大切にしながらも、生徒のために驚くほどの進化を遂げている、面倒見のいい学校」だと感じました。
AIなどの最新技術をフル活用して「塾いらず」の環境を整え、生徒一人ひとりの学習を徹底的にサポートする。この面倒見の良さが、国公立・早慶上理の合格者数を10年弱で7倍以上にするという、驚異的な進学実績につながっているのではないでしょうか。
ではでは。