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東洋英和の伝統と革新!港区の女子校で育む“タラント”とは

こんにちは。「都会のはしっこ、2LDKで育ててます。」の管理人です。

最近、教育トレンドの把握、価値観アップデートのため学校調査に勤しんでいます。
これまでの学校調査記事はこちらです。
良ければ見てみてください。

今回は、以前から気になっていた「東洋英和女学院中学部」の学校調査レポートをお届けします。

東洋英和女学院(公式HPより)

キリスト教教育を土台にした歴史ある女子校として知られていますが、その教育内容を深掘りしてみると、伝統を守りつつも時代の変化に合わせたユニークな取り組みがたくさん見えてきました。

 

「タラント(賜物)」という言葉を大切にし、生徒一人ひとりの個性をどう育んでいくのか、じっくり紐解いていきたいと思います。

 

 

港区六本木という都心の一等地にある私立女子校

【基本情報】

港区六本木という都心の一等地にある、歴史と伝統を感じさせる女子校です。

グローバルな視野を育む海外研修プログラム

東洋英和といえば、充実した国際教育も魅力の一つですよね。

一口に海外研修と言っても、短期の語学研修から長期の認定留学まで、生徒の希望や成長段階に合わせて様々な選択肢が用意されていることが分かります。

 

カナダ研修

 

オーストラリア研修

  • 研修地: オーストラリア・ブリスベン近郊
  • 期間: 春休み
  • 対象者: 中学3年から高校2年の希望者
  • 研修内容: ブリスベン近郊の家庭にホームステイしながら、Lourdes Hill Collegeという私立高校に通学。留学生向けの英語の授業に加え、通常授業を受講、課外活動にも参加

 

短期留学制度

  • 研修地: カナダ(Abbotsford Christian School、Niagara Christian Collegiate、Great Lakes Christian High School)、オーストラリア(St Aidan's Anglican Girls' School、St Margaret's Anglican Girls School、Lourdes Hill College)
  • 期間: 2~3ヶ月
  • 対象者: 高校1年・高校2年の希望者
  • 研修内容: 英語圏の協定校に留学し、勉強や現地生徒などとの交流を通して英語力を磨き、視野を広げることを目的とする

 

海外認定留学

  • 研修地: 海外の高等学校
  • 期間: 1年間
  • 対象者: 希望者
  • 研修内容: 留学中の単位を東洋英和女学院高等部の単位に置き換えることが可能な認定留学制度

 

東洋英和女学院の教育が育む“タラント”とは

ここからは、東洋英和女学院が掲げる「タラント(賜物)」をどう育んでいるのか、具体的な取り組みを深掘りしていきたいと思います。

単に学力を伸ばすだけでなく、生徒一人ひとりの個性を大切にする姿勢が伝わってきました。

 

6年間の一貫教育で“タラント”を見つけ育てる

東洋英和は、中高一貫の6年間を3つの成長フェーズに分けている点が非常に特徴的です。

6年間の一貫教育(公式HPより)

中学1・2年で学習の基礎を固め、「自ら学ぶ力」を身につける。

そして中学3年・高校1年で「他者との関わり」を通して、社会への関心や自主性を育む。

最後に高校2・3年で進路に合わせた発展学習に取り組む。

この一貫したカリキュラム設計が、ただ知識を詰め込むのではなく、生徒が自分の「タラント」を見つけて、それを社会で活かすための力を段階的に養っていくという理念を体現しているんだなと感じました。

 

日常のクラス礼拝で育む自己表現と他者理解

東洋英和の教育の根幹にはキリスト教があります。

単なる宗教行事ではなく、クラス礼拝が生徒の成長の場になっていることが分かりました。

クラス礼拝(公式HPより)

生徒自身が聖書の言葉をもとに自分の考えを話したり、オルガンを演奏したり、讃美歌を歌ったりする機会が日常的にあるそうです。

これは、自分の内面と向き合い、それを他者に伝える表現力や、仲間の話に耳を傾ける共感力を自然と育むことにつながりますよね。

 

ICTと学びの空間を融合させた学習環境

学校全体のICT環境がしっかりと整備されていることも、東洋英和の強みの一つだと感じました。

「マルチラーニングルーム」という、学年全員が自由な形式で授業を受けられる特別な部屋があるそうです。

マルチラーニングルーム(公式HPより)

ICTを活用することで、探究的な授業やグループワークもスムーズに進められるでしょうし、生徒の学びの可能性を広げてくれますよね。

 

その他の特色(まとめ)

 

まとめ

東洋英和女学院中学部を調べてみて、キリスト教教育という確固たる土台を大切にしながらも、探究学習やICT教育、多様な海外研修など、生徒の個性を引き出すための新しい取り組みを積極的に取り入れている魅力がありました。

6年間の一貫教育の中で、生徒が自分の「タラント」を見つけ、それをどう社会に活かしていくかを考える。 そんな、将来を見据えた人間教育がしっかり行われている学校だと感じました。

学校パンフレットも洗練されているので、興味がある方は一見の価値ありです。  

ではでは。