こんにちは。「都会のはしっこ、2LDKで育ててます。」の管理人です。
先日、小学2年の娘と一緒に深宇宙展に行ってきました。
tokainohasi-2ldk.hatenablog.com
そこで、お土産コーナーでふと手に取ったのが漫画「ありす、宇宙までも」。

なんとなく気になって買って帰ったのですが……調べてみたら、なんとマンガ大賞2025の大賞受賞作じゃないですか!
1巻を読み終えたばかりですが、現実世界とリンクした宇宙飛行士の物語に引き込まれました。
今日はその感想と、ちょっとした調べ物の成果も交えて書いてみます。
- 3行まとめ
- 「ありす、宇宙までも」ってどんな話?
- 宇宙飛行士の世界が妙にリアルな理由
- “セミリンガル”というテーマの深さ
- 娘と読んでみての反応
- 1巻の見どころ
- マンガ大賞2025大賞という看板
- 宇宙の夢は、親子でもっと広げられる
3行まとめ
「ありす、宇宙までも」ってどんな話?
作者は売野機子さん。週刊ビッグコミックスピリッツで2024年6月に連載が始まり、単行本は現在4巻まで出ています。
私が買ったのはもちろん第1巻(2024年8月発売)
宇宙飛行士 山崎直子氏の推薦コメントもあって、宇宙好きにはたまらない雰囲気。
「飛べ、アルテミス世代!前例を越えていくのが宇宙飛行士の仕事だから。今、この時代に生きる皆さんに読んでほしい作品です。」
主人公は朝日田ありす。言葉が少し拙くて、周りとうまくやれないところもある女の子です。
ある日、天才少年・犬星類と出会い、自分が「セミリンガル」だと気づきます。
ーーセミリンガル、つまり二つの言語や言語体系の間で揺れている状態。ダブルリミテッドとも近い意味。バイリンガルは2つの言語を使いこなしますが、その途中段階で二つの言語ともに習得が不十分な発展段階。それゆえ、彼女の思考や表現にはユニークさがあります。
犬星との二人三脚で、日本人初の女性宇宙飛行士コマンダーを目指す。
1巻ではまだ第一歩ですが、これがもうワクワクする展開なんです。
宇宙飛行士の世界が妙にリアルな理由
読んでいて驚いたのは、設定の細かさと現実の制度とのリンク。
例えば、作中に出てくる「宇宙飛行士は5年おきに募集」という話。
これ、ちゃんとJAXAの公式FAQにも「おおむね5年ごとに募集」と明記されています。
作中では「アルテミス計画」と絡めて、定期的に宇宙飛行士の募集が開始されるようになった背景を描写しています。
この「アルテミス計画」は次の時代の有人探査計画の第一歩としてNASAを主導に進められているもので、 深宇宙展でも関連展示がありました。

さらに、山崎直子さんへの取材をもとにした描写も盛り込まれているそうです。
2巻以降では「身体が動かしづらい人が宇宙で自由を感じる未来」という場面もあるとか。
障害や特性と宇宙の関係を、こんな形で描く作品はなかなかないですよね。
“セミリンガル”というテーマの深さ
私が特に響いたのは、「セミリンガル」という切り口です。
学校や社会では、どうしても「標準」に合わせることが求められますよね。
でもこの作品では、言葉の不器用さや、ちょっと変わった思考回路を“可能性”として描く。
作者インタビューでも、「生きづらさを抱える人に“いまの環境がすべてではない”と伝えたい」と語られています。
宇宙が“平等な可能性の象徴”という考え方にも深く納得しました。
娘と読んでみての反応
小学2年生の娘と一緒に「ありす、宇宙までも」第一巻を読みました。
セミリンガルという複雑な背景や宇宙飛行士選抜制度の詳細は、さすがに娘には難しい部分もありますが、
それでも「ありすが宇宙に行くお話」として充分に楽しんでくれています。
特に印象的だったのは、ありすが宇宙飛行士になるため「賢くなる」と宣言し、 天才少年・犬星類とのレッスンを始めるシーン。
娘もこの場面に強く反応し、「勉強することの意味って何だろう?」と真剣に考え始めました。 漫画の中のありすに自分を重ね合わせ、学ぶことへのモチベーションを見つけてくれたら…そんな親心を抱きながら、娘の変化を見守っています。
一方で大人が読むと、物語の背景に潜む社会的テーマや現実の宇宙開発事情が透けて見え、また違った深みを味わえます。
子ども向けのストーリーでありながら、現代社会の課題も織り込まれている点が秀逸です。
親子それぞれが異なる視点で楽しめる、まさに二重構造の作品。こうした親子で読める良質な漫画が、もっと増えてほしいと心から思います。
1巻の見どころ
- 言語の壁に苦しむ少女ありすと、孤高の天才犬星くんの出会い
- 宇宙飛行士になるという夢に向け、二人が力を合わせる最初の挑戦
- 知識や学びが生きづらさを乗り越える力になる、感動の物語
この時点ではまだ宇宙の訓練は始まっていませんが、次巻以降で本格的に動き出す気配が満々です。
2巻では「宇宙飛行士選抜ワークショップ」に挑むとのことなので、読むのが今から楽しみです。
マンガ大賞2025大賞という看板
実は読み始める前は、あまり情報を入れずに買いました。
深宇宙展の帰りというテンションもあったと思います。
でも、あとから調べたらマンガ大賞2025の大賞受賞作。
この賞は“その年に一番おすすめしたい漫画”を選ぶもので、過去にも話題作がずらり。
1巻の時点でこの完成度なら、今後も納得の評価が続きそうです。
宇宙の夢は、親子でもっと広げられる
深宇宙展で実物大の探査機模型を見てきた直後だったこともあって、漫画の中の宇宙もすっと入ってきました。
現実のJAXAの動きや、国際宇宙ステーションのニュースと絡めながら読むと、より一層面白い。
親としては、こういう「現実と物語がリンクする体験」は、子どもの好奇心を伸ばすチャンスだと思っています。
次は2巻を買って、一緒に宇宙飛行士選抜に挑むありすを応援したいです。
ではでは。




