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三田国際が校名変更!先進的教育と豊富な海外研修を徹底調査

こんにちは。「都会のはしっこ、2LDKで育ててます。」の管理人です。

学校の魅力を調査して、教育トレンドの把握や価値観アップデートを行っています。 偏差値や合格実績などの正確な情報は専門サイトにお任せして、私が気になるポイント中心に調査していきます!

これまでの学校調査記事はこちらにまとめています。

さて、今回調査したのは、近年すごい勢いで人気が上昇している三田国際科学学園です。

三田国際科学学園(公式HPより)

2015年に共学化し、先進的な教育で注目を集めていましたが、なんと2025年4月からは「三田国際科学学園」に校名変更するとのこと。

「国際」に「科学」が加わるって、いったいどんな学校になっちゃうの!?と、興味津々で調べてみました。

未来の教育をリードする注目校、ぜひ一緒に見ていきましょう。

三田国際科学学園へ校名変更:2025年、新たなステージへ

【基本情報】

  • 学校名: 三田国際科学学園中学校・高等学校 ※2025年より校名変更
  • 住所: 〒158-0097 東京都世田谷区用賀2-16-1
  • 最寄駅からのアクセス:
  • 設置区分: 私立
  • 性別区分: 共学
  • 系列校: なし
  • 高校募集: なし(2026年度より高校募集は停止)

場所は世田谷区の用賀。田園都市線の用賀駅から徒歩5分。
渋谷からのアクセスも良いので、都心からでも通いやすい立地です。

2026年度より高校募集が停止となり、完全中高一貫に。これは、最近のトレンドのようですね。

圧巻の選択肢!三田国際科学学園の海外研修・留学プログラム

次に、国際教育を掲げるこの学校の海外研修についてです。
校名に”国際”が入っているだけあり、その種類の多さと内容の濃さに本当に驚きました。
これは「行かせる」のではなく「生徒が選び、行く」という意志を尊重する姿勢の表れなのかなと感じます。

中学3年ターム留学

  • 研修地: オーストラリア
  • 期間: 約3か月間
  • 対象者: 中学全クラス希望者
  • 研修内容: 現地の中学・高校でのターム留学(約10-11週間の学期間留学)。現地校に通いながらホームステイで生活し、英語力の向上と異文化体験を行う。

中学3年長期留学

  • 研修地: ニュージーランド
  • 期間: 約8か月間
  • 対象者: 中学インターナショナルクラス(IC)希望者
  • 研修内容: 現地の高校に通いながらホームステイで生活し、長期間の英語環境での学習と異文化体験を行う留学プログラム。

高校短期留学

  • 研修地: アメリカ(カリフォルニア大学デービス校)
  • 期間: 約10日間
  • 対象者: 高校全コース希望者
  • 研修内容: カリフォルニア大学デービス校での短期研修。大学レベルの授業体験と現地での語学学習。

高校長期留学

  • 研修地: アメリカ・イギリス・カナダ(アメリカ・サンディエゴ、カナダ・バンクーバーニュージーランドウェリントンから選択)
  • 期間: 約10か月間
  • 対象者: 高校インターナショナルサイエンスコース(ISC)希望者
  • 研修内容: 教育水準が高く、質の良いカリキュラムと留学生サポート体制を兼ね備えた現地の高校で学習。ホームステイ先から学校に通い、原則1校につき本校生徒は1人なので、自主性、自律性がより喚起されるプログラム。

インターナショナルコース(IC)海外研修

  • 研修地: オーストラリア
  • 期間: 約10日間
  • 対象者: インターナショナルコース(IC)の生徒
  • 研修内容: オーストラリアでの短期海外研修プログラム。現地での語学学習と文化体験。

インターナショナルサイエンスコース(ISC)海外研修

  • 研修地: 台湾・カンボジアフィンランドの選択制
  • 期間: 約6日間
  • 対象者: インターナショナルサイエンスコース(ISC)の生徒
  • 研修内容: 台湾、カンボジアフィンランドから選択する海外研修。各国での文化体験と現地調査、企業訪問などを含む。

メディカルサイエンステクノロジーコース(MSTC)海外研修

  • 研修地: シンガポール
  • 期間: 約6日間
  • 対象者: メディカルサイエンステクノロジーコース(MSTC)の生徒
  • 研修内容: シンガポールでの海外研修。企業訪問なども行う科学技術分野に特化した研修プログラム。

DDP(Dual Diploma Program)

中学3年生で希望すれば誰でも3ヶ月のオーストラリア留学に行けるというのは、素晴らしい環境だと思います。 インターナショナルクラス(IC)なら8ヶ月の長期も。

概算費用は公式パンフレットに載っていたので、気になる方はご覧ください。

高校生になると、行き先も研修内容もさらに専門的かつ多様になります。特にすごいのがDDP(Dual Diploma Program)。なんと、日本の高校にいながらオーストラリアの高校卒業資格も取れてしまうというプログラムです。
海外大学への進学を考えているお子さんにとっては、これ以上ないほど強力なサポートになりますね。

※ 最新情報については、必ず学校の公式サイトや説明会でご確認ください。

未来を創る力を育む、三田国際科学学園3つの注目ポイント

豊富な海外研修プログラムは、この学校が持つ教育理念のほんの一部に過ぎないようです。調べていくうちに、特に「これは!」と感じた3つの特色をピックアップしてご紹介します。

1. 思考のエンジンをかける「相互通行型授業

三田国際科学学園の授業スタイルで特徴的なのが、この「相互通行型授業」です。

相互通行型授業(公式HPより)

これは、先生が一方的に教えるのではなく、生徒と先生、あるいは生徒同士が活発に意見を交わしながら進める授業のこと。そのきっかけとなるのが、先生から投げかけられる「トリガークエスチョン」だそうです。

「なぜだろう?」「どうしてそうなるの?」

この問いが、生徒たちの知的好奇心に火をつける導火線になるんですね。ただ答えを覚えるのではなく、「なぜ?」を追いかけるプロセスで、生徒たちは自然と主体的に学び始め、試行錯誤しながら「考える力」そのものを鍛えていく。

受け身の授業に慣れていると最初は戸惑うかもしれませんが、一度この楽しさを知ったら、勉強が「やらされるもの」から「探究するもの」に変わるんだろうなと想像します。
わが子がああでもないこうでもないと頭を悩ませながら、キラキラした目で議論に参加する姿を想像すると、なんだかワクワクしますね。

2. 「教育課程特例校」だからできる先進的な国際教育

「国際」を校名に掲げるだけあって、その取り組みは本物です。三田国際科学学園は、文部科学省から「教育課程特例校」として認定されています。

文部科学省資料より

これは、簡単に言うと「学校独自の特別なカリキュラムで授業をやってOKですよ」という国からのお墨付き。

これにより設置されているのが「インターナショナルクラス(IC)」です。このクラスでは、一般生と帰国生が一緒に学び、副担任としてネイティブの先生が付きます。ホームルームや学校行事も一緒なので、教室は日本語と英語が当たり前に飛び交う空間に。

「使える英語」を身につけるには、やはり日常的に英語に触れる環境が一番。海外に行かなくても、学校生活そのものが異文化交流の場になるなんて、とても贅沢な環境だと感じます。

3. 学習成果を爆発させる「MITA International Festival

学校生活の集大成ともいえるのが、毎年10月に開催される「MITA International Festival(MIF)」、いわゆる文化祭です。

Magic-MITA International Festival 2024_公式HPより

ただのお祭りではなく、生徒たちが日々の学習成果を表現する場として位置づけられています。

「相互通行型授業」で培った思考力や探究心、「国際教育」で得た多様な視点、そして「サイエンス教育」で身につけた論理的なアプローチ。

それら全てを総動員して、一つのものを創り上げる経験は、子どもたちにとって何物にも代えがたい財産になるでしょうね。

その他の特色もすごい!

他にも、

など、知れば知るほど、その教育の先進性と一貫性に引き込まれます。

まとめ:三田国際科学学園は、未来を自ら切り拓く子のための学校

今回、三田国際科学学園を調べてみて感じたのは、ここは「答えを教わる場所」ではなく、「答えの創り方を学ぶ場所」なのだということです。

2025年に「三田国際科学学園」へと校名を変更するのは、これまでの国際教育をベースに、さらに論理的思考力や課題解決能力を養うサイエンスの要素を強化していくという、学校の強い意志の表れなのでしょう。

「なぜ?」と考えることが好きなお子さん、自分の意見を言うのが好きなお子さん、そして何より新しいことに挑戦したいという意欲のあるお子さんには、最高の環境が用意されていると感じました。

大学附属ではないからこそ、6年間を通して「自分は何をしたいのか」「どう社会に貢献したいのか」をじっくり考え、世界中のどこへでも羽ばたいていける力を養う。そんな教育がここにはあるように思います。

人気が急上昇しているのも納得です。

ではでは。