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【子連れ万博】海外パビリオン攻略 Part12 | スペイン・スイス・タイ・チュニジア4館を徹底解説!

こんにちは。「都会のはしっこ、2LDKで育ててます。」の管理人です。

万博のパビリオン調査、ついに海外編も12回目になりました。 自分で調べておきながら、その数の多さと各国の個性の豊かさに、毎回驚かされています。

さて、今回ご紹介するのは、スペイン、スイス、タイ、そしてチュニジアという、これまた個性豊かな4カ国。

アーティスティックな建築と美食が魅力のパビリオンから、子どもが夢中になる参加型体験、そして癒しと異国情緒に浸れる場所まで、盛りだくさんでお届けします。

▼これまでの調査記録はこちら

それでは、今回も張り切って見ていきましょう!



3行でわかる!今回の海外パビリオン4館まとめ

  • スペイン館は、アートな建築と本格レストランが魅力だが、食事目当てなら早めの行動が吉。
  • スイス館は、願いがシャボン玉になる体験が子どもに大人気。彗星の匂いもユニーク。
  • タイ館は、感動的なシアターと癒しのマッサージ体験が目玉。フードの評価も高い。
  • チュニジアは、ジャスミンの香りと美しい内装が魅力。気軽に立ち寄れる異国空間。

【スペイン館】黒潮と太陽がテーマ!アートと美食の空間

nippon.comより


まずご紹介するのは、太陽と情熱の国、スペイン。ここのパビリオンは、何と言ってもそのアーティスティックな外観と、本格的なスペイン料理が楽しめるレストランが大きな魅力。デザインや美味しいものが好きな方には、絶対に見逃せないパビリオンの一つです。

  • どんな体験ができるの?
    黒潮 — 海と太陽でつなぐ、スペインと日本の物語」をテーマに、海のグラデーションを模した大階段を登り、深海をイメージした没入型シアターを経て、太陽の広場へと抜ける物語性のある体験ができます。映像と音響でスペインと日本の交流史や海洋生態系を学び、最後はアート鑑賞や美食を楽しめます。所要時間は展示のみで約30分、レストラン利用を含めると1.5〜3時間以上を見込むのがおすすめです。

  • ハイライトはここ!

    • 海から太陽へ続く大階段: パビリオンの顔とも言える、青からオレンジへのグラデーションが美しい大階段。昼も夜も絶好のフォトスポットです。

    TECTURE MAGより

    • 没入感の高い「深海」シアター: 暗い空間で、映像と音に包まれながら海の世界と歴史を旅する体験は、記憶に残ること間違いなし。

    TECTURE MAGより

    • 本格スペインレストラン&カフェ: スペイン19地域の料理をテーマにしたコースや、様々なピンチョス(小皿料理)が楽しめます。「万博のレストランを超えている」との声も多数。

    カンテレ公式エンタメNEWSより

    • フラメンコ等のライブパフォーマンス: 運が良ければ屋外ステージで情熱的なライブに出会えることも。公式SNSでの情報発信は要チェックです。

    日本経済新聞より

  • 行ってみた人の声(評判・口コミ)

    • ポジティブ: 「建築がとにかく美しくて感動した」「レストランのピンチョスが絶品。これ目当てでもう一度行きたい」「暗い海から明るい太陽の広場に出る演出が劇的で良かった」
    • ちょっと気になる点: 「レストランの限定コースが早くに売り切れていた」「館内が暗く、階段も多いので小さい子ども連れは少し注意が必要かも」「予約システムが分かりにくく、行くタイミングに悩んだ」
  • 予約と混雑

    • 公式では「事前予約」対象パビリオンです。2か月前・7日前の抽選や、空き枠の先着予約を狙いましょう。
    • レストランは予約不可の先着順という情報が多く、食事のピークタイムには長い行列ができます。限定メニューがお目当てなら、開場直後に行くのが確実です。
  • 子連れチェックポイント

    • 黒潮」というテーマは、生き物や地理が好きな小学生の知的好奇心を刺激します。
    • 暗い場所や大きな音が苦手な子には、事前に「ちょっと暗いお部屋に入るよ」と伝えておくと安心です。
    • ベビーカーでの大階段の移動は困難なため、抱っこ紐を持参するか、迂回ルートを確認しておきましょう。

【スイス館】ハイジと最新技術!"願い"がシャボン玉になる体験

万博公式より


次にご紹介するのは、アルプスの少女ハイジでお馴染みのスイス。「ハイジと共に、テクノロジーの頂へ」というキャッチコピーの通り、伝統的なイメージと最先端技術が融合した、ユニークなパビリオンです。シャボン玉のような可愛らしい外観が目印ですよ。

  • どんな体験ができるの?
    軽量な膜で作られた5つの球体空間を巡りながら、スイスの文化や最先端技術に触れる体験型パビリオンです。マイクに願いをささやくと映像のシャボン玉になって空間に浮かぶ参加型アートや、探査機データをもとに再現した「彗星の匂い」を嗅ぐ体験など、五感を刺激する展示が満載です。所要時間は展示のみで約20分とコンパクトです。

  • ハイライトはここ!

    • シャボン玉インスタレーション: 自分の「願い」がアートになる体験は、子どもにとって最高の思い出になります。どんなお願い事をするのか、親子で話しながら楽しめます。

    産経新聞より

    • 「彗星の匂い」コーナー: 硫黄やアンモニア系の、ちょっとクセのある香りだそうですが、宇宙の匂いを嗅げるなんて、ここでしかできない貴重な体験です。

    • 屋上「ハイジ・カフェ」: 万博会場を見渡せる絶景カフェ。名物のラクレットチーズや、パビリオン限定のキットカットが楽しめますが、非常に人気で長時間待つことも。

    産経新聞より

    • 約2ヶ月ごとに入れ替わる技術展示: 「人間拡張」などをテーマにした展示は定期的に内容が変わるため、リピーターでも新しい発見があります。

    TRIP'Sより

  • 行ってみた人の声(評判・口コミ)

    • ポジティブ: 「シャボン玉の体験に子どもが大興奮だった」「建築が可愛くて、どこを撮っても写真映えする」「彗星の匂いは強烈だったけど、面白くて記憶に残った」
    • ちょっと気になる点: 「ハイジ・カフェの待ち時間が長すぎて諦めた」「展示本体は20分と短く、あっという間に終わってしまった」「彗星の匂いは好き嫌いが分かれると思う。苦手な人は注意」
  • 予約と混雑

    • パビリオンの入場は予約不要で、当日列に並べばOKです。比較的入りやすいとの声が多いですが、混雑日は1時間以上待つことも。
    • 問題は「ハイジ・カフェ」。パビリオンとは別の列ができ、数時間待ちの報告も。カフェ目当てなら、食事のピークタイムを外すなどの戦略が必要です。
  • 子連れチェックポイント

    • 参加型の展示が多く、子どもが飽きずに楽しめます。「願い事」を考えたり、隠れハイジを探したりと、親子で一緒に遊べるのが良いですね。
    • 彗星の匂いは刺激が強い可能性があるので、匂いに敏感な子は無理をさせないようにしましょう。

【タイ館】癒しと美食!本場のマッサージ体験が人気

nippon.comより


続いては、微笑みの国・タイ。こちらのパビリオンは、「ウェルネス」や「健康」がテーマ。タイの伝統的な知恵と最新の医療を、五感で体験できる癒しの空間です。万博会場を歩き回って疲れた体に、嬉しいパビリオンかもしれませんね。

  • どんな体験ができるの?
    「大きな幸福のため、いのちをつなぐタイ」をテーマに、食やハーブ、マッサージといったタイの伝統文化が心身の健康にどう繋がるかを体験します。巨大スクリーンでタイの自然や暮らしを体感する没入型シアターや、ハーブのサシェ作り体験、そして一番人気のタイ古式マッサージのデモンストレーションが楽しめます。所要時間は約30分です。

  • ハイライトはここ!

    • タイ古式マッサージ体験: 予約・整理券制で競争率は非常に高いですが、本場のセラピストによる施術を短時間で受けられます。体験できれば最高の思い出になること間違いなし。

    読売新聞オンラインより

    • 感動的なイマーシブシアター: 巨大スクリーンに映し出される映像と音響のクオリティが高く、「涙が出た」という感想も。

    タイパビリオン公式より

    • 本格タイ料理のフードコーナー: 出口付近でトムヤムクンやカオソーイなどの本格屋台グルメをテイクアウトできます。「万博で食べた中で一番美味しかった」との声も。
    • スタッフの温かいおもてなし: スタッフの方々のホスピタリティが素晴らしく、パビリオン全体の雰囲気を良くしていると評判です。
  • 行ってみた人の声(評判・口コミ)

    • ポジティブ: 「マッサージで肩が本当に軽くなった。予約を頑張って取った甲斐があった」「シアターの映像美に感動した」「トムヤムクンが本格的で最高に美味しかった」
    • ちょっと気になる点: 「マッサージの予約・整理券が本当に取れない。朝イチで瞬殺だった」「シアターが暗くて音が大きいので、小さい子どもが怖がってしまった」「フードは美味しいけど、座って食べる場所が少ない」
  • 予約と混雑

    • パビリオン入場は「事前予約」「当日登録」「先着入場」に対応。予約が確実ですが、当日並んで入れる可能性もあります。
    • タイ古式マッサージは、入場とは別に予約・整理券が必須で、超激戦。2か月前の抽選から全力で狙うか、開場後すぐにパビリオンへ直行して当日枠を確保する必要があります。
    • 狙い目は夕方以降。列が短くなり、フードコーナーも比較的並ばずに買えることがあるようです。
  • 子連れチェックポイント

    • 食育や異文化理解の良い機会になります。ハーブの香りを嗅いだり、タイの挨拶を覚えたり、親子で楽しめます。
    • イマーシブシアターは刺激が強い可能性があるので、事前に「大きなテレビを見るよ」と伝えて心の準備をさせてあげましょう。

チュニジア館】香りと歴史の宮殿!五感で旅する異国空間

nippon.comより


最後にご紹介するのは、北アフリカ、地中海に面した国チュニジア。古代カルタゴの歴史や、美しいモザイクアート、そしてジャスミンの香りで知られる魅力的な国です。パビリオンは、まるで「地中海の小さな宮殿」のようだと評判です。

  • どんな体験ができるの?
    チュニジアの響き」をテーマに、ジャスミンの香りに包まれながら、古代から現代へと続くチュニジアの歴史と技術を五感で体験します。プロジェクションマッピングカルタゴの歴史を旅し、美しいモザイクアートを鑑賞。最後は鏡張りの「ジャスミントンネル」が待っています。所要時間は約30分です。

  • ハイライトはここ!

    日本経済新聞より

    • 本格的なモザイク壁: 職人が手掛けた6m×5mの巨大な石のモザイクは圧巻。本物の工芸の迫力を間近で感じられます。

    読売新聞オンラインより

    • チュニジア軽食カフェ: クスクスや「Finger of Fatma」という揚げ物、伝統菓子など、日本ではなかなか味わえない本場の軽食を楽しめます。
  • 行ってみた人の声(評判・口コミ)

    • ポジティブ: 「ジャスミンの香りが本当に良くて癒された」「トンネルが想像以上に綺麗で、たくさん写真を撮ってしまった」「クスクスが本格的で美味しかった。気軽に異国グルメが楽しめて満足」
    • ちょっと気になる点: 「思ったよりコンパクトで、すぐ見終わってしまった」「予約なしで入れる分、時間帯によっては意外と列が長かった」「展示の説明がもう少し詳しいと嬉しかった」
  • 予約と混雑

    • 基本的には予約不要で、気軽に立ち寄りやすいパビリオンです。
    • そのため、お昼時や週末など、人が集中する時間帯には20〜60分程度の待ち時間が発生することもあります。
    • 狙い目は開場直後閉館間際。特に夜は外観がライトアップされて綺麗です。
  • 子連れチェックポイント

    • 香りがテーマの珍しいパビリオンなので、子どもの嗅覚を刺激する良い体験になります。
    • 古代カルタゴの歴史は、小学生の社会科への興味の入り口になるかもしれません。
    • コンパクトな作りなので、子どもが飽きる前にサクッと見て回れるのも嬉しいポイントです。

まとめ

さて、海外パビリオン攻略第12弾、いかがでしたでしょうか。

  • スペイン:圧倒的な建築美と美食体験。予約を駆使してじっくり楽しみたい。
  • スイス:子どもが絶対に夢中になる参加型体験。カフェは待ち時間覚悟で。
  • タイ:五感で感じる癒しと感動。マッサージ予約は超難関だが価値アリ。
  • チュニジア:香りとアートに包まれる異空間。大規模パビリオンの合間の休憩にも最適。

今回も、それぞれに全く違う魅力を持った4つのパビリオンでした。 どこも、その国の文化や未来に対する考え方が詰まっていて、知的好奇心を大いに刺激してくれます。

パビリオン調査もいよいよ大詰め。
次回は、トルクメニスタン、トルコ、UAE、英国の4館を調査予定です。

ではでは。