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広尾学園小石川の評判は?急成長の秘密を口コミと特色から徹底調査!

こんにちは。「都会のはしっこ、2LDKで育ててます。」の管理人です。

これまでにもいろいろな首都圏の中学校を調べて記事にしてきました。
まとめはこちらに置いてあります。

👉 首都圏中学調査まとめ|公立・国立・私立・女子校・共学校別リンク集【随時更新】

さて、今回調査したのは、近年、中学受験界で大きな注目を集めている「広尾学園小石川中学校・高等学校」です。

大学プレスセンターより

広尾学園の姉妹校として2021年にスタートしたばかりですが、その先進的な教育内容から、偏差値も人気も急上昇しています。

伝統校とはまた違う、新しい学校ならではの勢いと魅力はどこにあるのか。
実際にどんな特色があって、先輩保護者や生徒さんたちはどう感じているのか。
基本情報から独自の取り組み、そして気になる口コミまで、じっくり深掘りしていきたいと思います!



3行でわかる!広尾学園小石川のポイント

  • 先進的なグローバル教育 広尾学園のノウハウを活かし、本科とインターナショナルコースが融合した環境で世界標準の学びを実践。
  • 『自律と共生』を育む 単なる学力だけでなく、人間力を重視。生徒の主体性を引き出す多彩なキャリア教育プログラムが魅力。
  • 学校と共に成長できる環境 2021年スタートの新しい学校。生徒、教員、保護者が一体となって歴史を創っていくダイナミズムがある。

まずは基本情報から|広尾学園小石川


最寄りの千石駅からは徒歩2分と、素晴らしい立地ですね。 複数路線が使えるので、様々なエリアから通いやすいのではないでしょうか。

※最新の詳細情報や募集要項については、必ず学校公式サイトでご確認ください。


世界がぐっと近くなる!多彩なプログラム|グローバル教育

広尾学園小石川といえば、やはりグローバル教育への力の入れ方が大きな特徴です。 その一環である海外研修プログラムも、非常に充実しているようです。

オーストラリア短期留学

  • 研修地: オーストラリア
  • 期間: 2週間(8月上旬~中旬)
  • 対象者: 中学3年生の希望者
  • 研修内容: 短期留学プログラム(語学研修と現地体験学習)

中学の段階で、海外での生活を体験できる貴重な機会ですね。 英語へのモチベーションがさらに高まりそうです。

イギリス短期留学

  • 研修地: イギリス、St. Clare's, Oxford
  • 期間: 2週間(8月上旬~中旬)
  • 対象者: 高校1年生の希望者
  • 研修内容: 学術都市オックスフォードの語学学校で学ぶ本格的な英語研修。

歴史あるオックスフォードの地で学べるなんて、とても刺激的ですね。 アカデミックな雰囲気に触れることで、学習意欲がさらに掻き立てられそうです。

海外大学見学ツアー

  • 研修地: アメリカ(カリフォルニア州・ボストン)
  • 期間: 5日間
  • 対象者: インターナショナルコースの生徒
  • 研修内容: ハーバードやMIT、UCLAなど、世界トップクラスの大学を多数見学。

訪問先の大学リストを見ただけで圧倒されます。 これを高校生の段階で肌で感じられるのは、将来の進路を考える上で、とてつもなく大きな財産になるはずです。

このほか、希望すれば1年間の長期留学制度も整っており、本気で海外を目指したい生徒を力強く後押ししてくれる体制が整っていると感じました。

※最新の詳細情報については、必ず学校公式サイトでご確認ください。


広尾学園小石川の強み|『自律と共生』を育む5つの柱

では、なぜ広尾学園小石川はこれほどまでに注目を集めているのでしょうか。 その独自の強みや取り組みを5つの柱に分けて、もう少し詳しく見ていきたいと思います。

理念は『自律と共生』~単なる進学校ではない人間力教育~

広尾学園小石川が掲げる教育理念は『自律と共生』。自分を律して主体的に学ぶ力と、仲間と切磋琢磨し共に学ぶ力を育むことを目指しています。
入学直後の合宿から校長先生の講話まで、この理念を学校全体で共有しようという強い意志を感じます。
単に学力を伸ばすだけでなく、社会で生き抜くための「人間力」を大切にしている姿勢が、多くの保護者の共感を呼んでいるのかもしれません。

2コース制による柔軟な教育~日常に英語があふれる環境~

学校公式より

本科コースとインターナショナルコースが融合してクラスを構成し、多様なバックグラウンドを持つ生徒が日常的に交流します。
特にインターAG(アドバンストグループ)では数学や理科も英語で授業が行われるなど、日常的に英語が飛び交う環境です。
机上の学習だけでは得られない、本物の国際感覚が自然と身につくのは大きな魅力ですね。

文教地域を活かした連携~第2の図書館と広大なグラウンド~

近隣の「東洋文庫」と連携し、生徒はいつでも入館可能。まるで第二の図書館のように活用できます。
また、「和敬塾」の広大なグラウンドや武道場も利用できるなど、文教地区という立地を最大限に活かした学習環境が整っています。 都会の学校でありながら、知的好奇心も運動欲も満たせるのは素晴らしいですね。

広尾学園との共催『超一級講座』~本物との出会いが夢を育む~

姉妹校の広尾学園と連携し、最先端の研究者などを招く『超一級講座』を中1から高2までが受講できます。
こうした「本物」との出会いは、子どもたちの知的好奇心を刺激し、将来の夢を具体的に描く大きなきっかけになるはずです。
単独校では実現が難しいハイレベルな機会を提供できるのは、姉妹校連携の大きな強みです。

2024年完成『ラーニングコモンズ』~主体的な学びの新たな拠点~

2024年12月には、新校舎が完成予定。特に注目は、1階のワンフロアを使った図書館併設の『ラーニングコモンズ』です。
生徒たちが集い、議論し、主体的に学びを深めていく、まさに『自律と共生』を体現する空間になりそうです。
学校が変化し、成長していく過程そのものが、生徒たちの生きた学びになっているのですね。

※最新の詳細情報については、必ず学校公式サイトでご確認ください。


気になる口コミ・評判を徹底調査!

ここまで素晴らしい特色を見てきましたが、実際に通わせている保護者の方々はどう感じているのでしょうか。
口コミサイトを参考に、ポジティブな意見と、少し気になる意見の両方を、私なりの視点を交えてまとめてみました。

全体的な傾向としては、「先生方の熱意やグローバルな環境には非常に満足している」という声が多い一方で、「新しい学校ならではの発展途上な部分も受け入れている」という印象を受けました。

良い口コミ:教員の熱意とグローバルな環境が好評

先生方の熱意ときめ細かなフォロー

「担任の先生方がまめに電話を下さり、子供の事をよく見てくれています。」

新しい学校だからこそ、先生方が一丸となって生徒一人ひとりに向き合おうという熱意が伝わってくる、という声が多く見られました。学校生活で何かあっても、これだけ丁寧に対応してくれるなら、親としてとても安心できますね。

生徒が楽しそうに通っている

「毎日楽しそうに通学する我が子を見るのが最高に幸せです。」

どんな素晴らしい教育方針よりも、この一言が学校の魅力の証明かもしれません。新しい環境で良い友人関係を築きながら、主体的に学校生活を楽しんでいる生徒さんが多いようです。

英語が飛び交う学習環境

「(インターコースは)英語を学ぶのではなく英語で学ぶ環境が整っている」

帰国生も多く、日常的に英語に触れる機会が多いことは、やはり大きな強みとして評価されていました。グローバルな環境を求めて入学したご家庭の満足度は、非常に高いようです。

気になる口コミ:発展途上のハード面と進学実績

一方で、どのような学校にも改善を望む声はあるものです。広尾学園小石川については、新しい学校ならではの点がいくつか挙げられていました。

施設・設備のハード面について

「設備面のマイナスを充分上回る、期待以上にいい学校です。」

体育館やグラウンドが手狭である、といったハード面での指摘が見られました。ただ、この口コミのように、それを上回るソフト面の魅力があると感じている方が多いようです。 これは、学校の成長と共に改善されていく部分だと私は捉えています。新校舎の建設も進んでいますし、近隣施設との連携で補うなど、学校側も工夫を重ねている最中なのでしょう。完成された環境を求めるより、この変化の過程を楽しめるかどうかがポイントになりそうです。

進学指導や進路実績の透明化

「毎年偏差値が上がり続けている」

まだ卒業生を輩出して間もないため、大学進学実績が未知数であることへの言及が見られました。学校のレベルが年々上がっていることへの期待の裏返しとも言えますね。 これについては、学校説明会などで直接、進路指導の方針について具体的に質問してみるのが一番良いかもしれません。姉妹校である広尾学園の素晴らしい実績も、大きな安心材料の一つになるかと思います。

口コミを見て感じたこと

口コミを総合的に見て感じたのは、広尾学園小石川は「生徒と学校が一緒に成長していく『ベンチャー企業』のような学校」だということです。

確固たる理念(事業計画)と優秀な人材(先生方)は揃っている。そして、新しい価値を創造しようという熱気に満ちあふれている。インフラ(施設)はこれからさらに整備していくフェーズで、最初の成功事例(大学進学実績)をこれからみんなで作り上げていく。

手取り足取りすべてが用意された環境というよりは、「どうすればもっと良くなるか?」を生徒も教員も一緒になって考え、行動していく。 そのプロセス自体が、何よりの学びになる。 そんなダイナミズムに溢れた学校なのだと感じました。


まとめ|広尾学園小石川はどんな家庭におすすめ?

ここまで、広尾学園小石川の様々な側面を見てきました。 最後に、この学校はどんなご家庭、どんなお子さんにおすすめできるのか、私なりにまとめてみたいと思います。

広尾学園小石川は、

  • 完成された環境より、変化や成長の過程を楽しめるお子さん
  • 受け身の学びではなく、主体的に考え、行動する力を身につけたいお子さん
  • グローバルな環境で多様な価値観に触れ、将来は世界を舞台に活躍したいと願うご家庭

に、特にフィットする学校ではないでしょうか。

広尾学園というブランドの安心感を持ちながら、新しい学校の歴史を自分たちで創っていくという、他では味わえない経験ができる。 文京区という伝統ある地で、未来を切り拓くための「新しい力」を育む。 広尾学園小石川は、そんなワクワクする可能性に満ちた、とても魅力的な学校だと思いました。

ではでは。