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小学3年生、塾の「通信教育」を調査!サピックス、四谷大塚

こんにちは。「都会のはしっこ、2LDKで育ててます。」の管理人です。

先日、小2の娘の通塾開始時期について、「新小3と新小4のどちらが良いのか?」を、塾のカリキュラム構造の違いから考える記事を書きました。

その中で、選択肢の一つとして「塾が市販している教材を家庭で使ってみる」という案も出たのですが、今回はもう一歩踏み込んで、「塾が提供している通信教材」について調べてみました。

というのも、わが家では現在、公文を学習のベースにして基礎固めの最中です。
これはこれで、娘のペースを大切にしながら進められてとても良いのですが、ふとこんな不安もよぎります。

  • 「このまま公文を続けていて、新小4から思考力問題や応用問題が一気に増えたとき、ちゃんとついていけるのかな?」
  • 「本格的な塾のカリキュラムに入ったとき、公文との“学習の流儀”の違いに戸惑うのでは…?」

最近はブログだけでなくSNSでも、入塾前にどのように家庭学習を進めていたかというノウハウが本当にたくさん共有されていますよね。
それを見ていると、みなさん実に工夫していて、つい影響を受けそうになります。

とはいえ、何でもかんでも取り入れれば良いわけではなく、娘にフィットする方法を選んでいきたい
そこで、公文での学習と本格的な塾の学習の「橋渡し」として、

  • 市販教材を使った家庭学習
  • または、塾が提供する通信教育を試してみる

という選択肢が浮上してきました。

ただし、公文はまだ「土台作り」として続けたい。
となると、新しく始める通信教育の負荷が大きすぎると、親子ともどもパンクしてしまう可能性もあります。

そこで今回の記事では、

「公文との両立はできる?」

という視点を持ちながら、各塾が提供している通信教育を比較検討してみたいと思います。

この記事の3行まとめ

  • 小学3年生向け通信教材がある大手塾は「サピックス」と「四谷大塚」の2択。
  • サピックス(ピグマキッズくらぶ)は2教科で思考力重視、四谷大塚(リトルくらぶ)は4教科で映像授業付き。
  • どちらも難易度は高め。公文などとの併用は「負荷」の見極めが最重要。

なぜ今、塾の「通信教材」を調べるのか

公文から塾へ、スムーズに移行できる?

我が家が通信教材に興味を持った最大の理由は、先ほども書いた通り「公文での学習」と「塾での学習」を、どうスムーズにつないでいくか考えたい、という点にあります。

公文では、計算力や漢字や語彙、文の構造整理といった、学習の基礎体力とも言える部分を身につけている状態と実感しています。
毎日コツコツと一定量をこなす、という学習習慣も身につきますし。

ただ、中学受験で問われるような、いわゆる複数の条件を整理しながら解き進める思考力や、自分の言葉で説明する記述力といった「問い方の違い」。
そして「理科・社会」という「新しい教科」。

これらに、新小4から急に触れることになった時、どう感じるだろうか、と。

それまでに少しでも「考える練習」や、「授業を聞いて問題を解く」といった塾の学習スタイルに触れておいた方が、戸惑いが少なくなるのではないか。
そう考えたわけです。

我が家の「通塾候補」と教材の親和性

もう一つの視点として、我が家の「通塾事情」があります。

自宅からの物理的な距離、つまり通いやすさでいうと、

早稲田アカデミーサピックス >> 四谷大塚日能研

という感じ。
現実的に、もし通塾するとなれば「早稲田アカデミー」が最有力候補かな、と漠然と考えています。

そして、その早稲田アカデミーがメイン教材として採用しているのが、四谷大塚の「予習シリーズ」のようです。

となると、 「四谷大塚の通信教育(リトルくらぶ)をやっておけば、将来早稲アカに入った時に、教材やカリキュラムへの接続がスムーズなのでは?」 という仮説が成り立ちます。

では、もう一方のサピックスの通信はどうなのか?

この2つを軸に、詳しく調査してみることにしました。


調査結果:小3向け通信教材は「2択」だった

早速、サピックス四谷大塚早稲田アカデミー日能研の四大大手塾について、小学3年生向けの通信教育を調べてみたのですが…。

このうち通信教材を提供しているのは、サピックス四谷大塚の2塾だけでした。

  • 早稲田アカデミー

    • 小3向けの通信教育は「なし」。
    • 通塾コースの「ジュニアコース」のみ。
  • 日能研

    • 以前は「知の翼」という通信教材があったようですが、2016年に終了。
    • 通塾コースの「予科教室」のみ。

というわけで、大手塾の通信教育を小3から…と考えると、選択肢は必然的に

  1. サピックスピグマキッズくらぶ
  2. 四谷大塚リトルくらぶ

この2択になることが分かりました。 今回は、あくまで「大手塾が提供している」という点に絞って比べてみます。


徹底比較;サピックス vs 四谷大塚(小3向け通信)

では、この「ピグマキッズくらぶ」と「リトルくらぶ」。 一体どこがどう違うのか。 公文と併用できそうか、という我が家目線で、徹底的に比較してみます。

サピックス「ピグマキッズくらぶ」

まずは、最難関校に圧倒的な実績を誇るサピックスの通信教育です。

  • 名称: ピグマキッズくらぶ
  • コンセプト: "考える"ことを楽しむ、思考力・記述力重視の教材です。
  • こんな人におすすめ:
    • 将来的にサピックスへの入塾を強く希望している人
    • 国語・算数の2教科に絞って、じっくり思考力を鍛えたい人
    • 親が学習サポート(特に問題の解説)をしっかりできる家庭
  • 所要時間の目安:
    • 口コミでは「問題量はリトルくらぶと比べて少なめ」という声が多いです。
    • ただし、1問1問が思考力問題なので、スラスラ解ける日もあれば、1問に30分以上悩む日もある…といった「難易度のバラつき」を指摘する声もありました。時間は測りにくいかもしれません。
  • 体験価値/メリット:
    • 思考力・記述力重視の「良問」: さすがサピックス、という良問ぞろい。いわゆる「作業」で解ける問題ではなく、「どうしてそうなるのか」を考えさせる問題が多いようです。
    • 2教科でコンパクト: 小3では国語・算数のみ。理科・社会はありません。公文や他の習い事と両立するには、このコンパクトさは魅力的に映ります。
    • 入室金割引: 将来サピックスに入室する際、入室金(11,000円)が免除される特典があるそうです。
  • 評判・口コミ/懸念点と、我が家の所見:
    • 最大の懸念:「映像授業がない」
      • ピグマには、映像授業がありません。教材(紙)が送られてきて、それを解き、月1回の添削問題を送る、というスタイルです。
      • これは…かなり大きなポイントです。
      • 公文は基本的に自学自習で進められますが、ピグマの高難易度な思考力問題を、小3の子が一人で読み解いて進めるのは、ハードルが高い?
      • 親が丸付けをし、わからない問題は「解説」する必要がありそう。
    • 理科・社会がない
      • 2教科でコンパクトなのはメリットでもありますが、塾での学習への「橋渡し」という意味では、理・社の導入くらいはあっても良いかな、とも思います。
    • 市販教材との差別化は?
      • 映像授業がないのであれば、市販されている『きらめき算数脳』や『トップクラス問題集』といった思考力系のドリルを、親と一緒に解き進めるのと、何が違うのだろう?という疑問も湧いてきます。
      • もちろん、サピックスメソッドに基づいたカリキュラムと月1回の添削がある、という大きな違いは承知の上ですが。

四谷大塚「リトルくらぶ」

続いて、我が家の通塾候補(早稲田アカデミー)とも親和性が高そうな、四谷大塚の通信教育です。

  • 名称: リトルくらぶ
  • コンセプト: 中学受験の登竜門「予習シリーズ」へのスムーズな接続
  • こんな人におすすめ:
    • 将来的に四谷大塚早稲田アカデミーなど「予習シリーズ」採用塾を検討している人
    • 小3のうちから4教科(国・算・理・社)にバランスよく触れておきたい人
    • 映像授業で、塾に近い学習サイクルを家庭で確立したい人

四谷大塚より

  • 所要時間の目安:
    • こちらは逆に「ボリュームが多い」「こなすのが大変」という口コミが非常に目立ちます。
    • 映像授業(小3で週80分ほど)を見て、テキストのジュニア予習シリーズを解き、ドリルのホームワークもやる…となると、かなりの学習時間が必要になりそうです。
  • 体験価値/メリット:
    • 「予習ナビ」という映像授業: これが最大の魅力だと感じました。この映像授業がハマれば、親が教える負担は、ピグマと比べれば格段に軽いはず。
    • 小3から4教科対応: 理科・社会も含まれます。小3の内容は、小4の「予習シリーズ」の基本部分を先取りする内容になっているそうで、新小4スタートを楽にしてくれる可能性が高いです。
    • 「月例テスト」で立ち位置がわかる: 通信教育でありながら、月1回テストがあり、全国順位や偏差値が出るそうです。これはモチベーション維持にも、通塾のシミュレーションにも最適です。
  • 評判・口コミ/懸念点と、我が家の所見:
    • 最大の懸念:「圧倒的な負荷(ボリューム)」
      • 「映像授業あり」「4教科」「テストあり」…これ、冷静に考えると、まさに「自宅でやる通塾」そのものです。
      • 口コミでも「難易度が高すぎる」「ボリュームが多くてこなせなくなった」「親子で必死だった」という声が多数見られました。
      • 我が家のテーマである「公文との両立」は、かなり厳しい戦いになることが予想されます。
      • 「橋渡し」のつもりで始めたら、とんでもない「重荷」になってしまう可能性も否定できません。
    • コスト
      • 小3(4教科)で月額9,020円。ピグマ(2教科で月額5,280円)と比較すると、少しお高めです。
      • ちなみに、入会金はどちらも11,000円です。
      • 映像授業や4教科分の教材、月例テスト代が含まれていることを考えれば、妥当、むしろ安いのではないでしょうか。(公文3教科の月額23,100円と比較すると安く見えます。)

考察:公文との両立、我が家が選ぶなら?

こうして2つの教材を比較してみると、その性格の違いがハッキリと見えてきました。

考察:『親が教える』ピグマか、『塾並み』のリトルか

どちらも「難易度が高い」というのは共通していますが、その「負荷」のかかり方が異なります。

  • ピグマキッズくらぶ(サピックス):

    • 2教科で問題量も少なめに見えますが、高難易度の思考力問題。
    • 映像授業がないため、親の「解説・サポート」負担が大きい。
  • リトルくらぶ(四谷大塚):

    • 4教科で映像授業・テストもあり、塾に近い。
    • ボリュームが圧倒的に多く、子供の「学習時間・消化」負担が大きい。

どちらを選んでも、楽な道ではないことは確かなようです…。

「橋渡し」としての役割はどちらが上か

私が通信教育に期待していた、公文と塾の間の「橋渡し」という役割。

ピグマは、「思考力」という点では橋渡しになりそうですが、映像授業がないため「授業を聞いて、問題を解く」という塾の学習スタイルの練習にはなりにくい。どちらかというと、良質な教材を使った「家庭教師(親)」スタイルです。

リトルは、「映像授業+テキスト+テスト」という、塾の学習サイクルそのもの。通塾への「橋渡し」としては完璧なシミュレーションができそうです。
…が、負荷が高すぎる場合は「橋渡し」どころか、公文もろとも全てを押しつぶす「巨大な壁」になってしまう危険性もはらんでいます。

現時点での我が家の悩み

うーん、悩ましいですね。

公文は日常ルーティーンとして定着したとはいえ、
そこに、リトルくらぶの4教科フルセットを乗せるのは、キャパオーバーになりそうな予感。

口コミの「こなせなくなってやめた」という声が、非常に現実味を帯びて聞こえてきます。

かといって、ピグマキッズくらぶを選ぶのであれば、市販の良質なドリル、それこそ『きらめき算数脳』といったドリルを、親子で楽しみながら解き進める方が、我が家には合っているのかもしれない…という気もしてきました。


まとめ:まずは「リトルくらぶ」の負荷を実体験してみる?

今回の調査で、大手塾の通信教育(小3)は、「親が教える」ピグマか、「子供が塾並みにこなす」リトルかの2択、ということが分かりました。

我が家が期待していた「公文と両立できる、適度な負荷の橋渡し」という都合の良いものは、なかなか無いようです。

ただ、方向性としては、 「映像授業で学習サイクルが作れる」
「月例テストで立ち位置がわかる」
「将来の通塾(早稲田アカデミー)と親和性が高い」 という点で、「リトルくらぶ」の方が、我が家のニーズには合っている気がします。

問題は、ただ一点。「負荷」です。

こればかりは、外から口コミを見ているだけでは分かりません。

体験キャンペーンがあるようなので、これを試してみるのもありですね。

公文との両立が本当に可能か、娘のキャパシティはどれくらいか。
それを見てから、
「リトルくらぶを公文と並行してやってみる」 「リトルくらぶは無理そうだから、少し難易度が高い市販教材をプラスしてみる」 という最終判断をするのが、一番確実ですね。

小学3年生、まだまだ思いっきり遊びたい盛り。
学習習慣と遊びのバランス、本当に悩みは尽きません。

ではでは。