こんにちは。「都会のはしっこ、2LDKで育ててます。」の管理人です。
最近、我が家の娘(小2)がどハマりしているのが——
『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』。
初回は「和葉って関西弁かわいいね〜」とか言いながら観ていたのに、
2回目、3回目、いやもう7回目くらいでしょうか。
今や登場人物のセリフをなぞりながら一緒に観ています。
大人としては「せっかくなら他の作品も観ようよ…」なんて思ったりするんですが、
彼女は断固として「今日は“から紅”の気分!」の一点張り。
子どもが“同じ映画”を繰り返し観たがるワケ
そこで調べてみたところ、これは発達心理学や教育心理学の観点からも“よくある現象”らしいです。
📚 心理学的にはこう説明される!
理由 | 内容 |
---|---|
予測可能性が安心を生む | 結末や展開が分かっていることで、感情の起伏が安定し、安心して楽しめる |
反復による深い学び | セリフ、音楽、キャラクターの感情を繰り返し体験することで、理解が深まる |
“再現”したくなる衝動 | 気に入ったセリフや動き、展開を“なぞって”楽しむ。ある種のロールプレイ感覚 |
自己コントロールの充足 | 「知っている・わかっている」ことを自分のペースで再体験できることが心地よい |
から紅の何がそんなに刺さるのか?
我が家の娘曰く、
「だって“しのぶれど〜”のとこ、かっこいいし、最後に和葉が助けられるのがいいの!」
とのこと。
たしかに、あの百人一首シーンのスローモーション演出や、
服部と和葉の“もどかしい恋模様”には、何度観てもドキドキする魅力がありますよね。
そして繰り返し観ているうちに、
- 「ここのBGM、さっきと一緒!」
- 「この人、前にも出てたよね?」
- 「なんでここのシーンで黙るの?」
といったように、“気づきのレイヤー”がどんどん増えていくのも面白いところです。
「またコナン?」と思ったときに
たとえば、同じ作品を7回目に突入したとき。
「ちょっと飽きてきたかも…」という気持ちが出てくるのは自然ですが、
その一方で、子どもなりに毎回違う“発見”や“感情”を味わっているんだろうなと思うと、
少しだけ見方が変わります。
親の側が「またこの映画…」となったときこそ、
「今日の見どころはどこ?」と聞いてみると、
意外な回答が返ってきて面白かったりします。
おわりに:「繰り返し」は飽きじゃない、“探求”だ
大人にとっては“退屈な繰り返し”でも、
子どもにとっては毎回が小さな再発見と体験の積み重ね。
心理学的にも、繰り返しは理解の深化・安心感・自己効力感につながるとされています。
とはいえ、たまには違う映画にも誘導したいパパ心。
「次は“天空の難破船”でも観てみない?」と、今日もさりげなく提案してみようと思います(笑)
次回も、日常のギモンを探ってみます!
こうして育児の日常には、ふとしたギモンがあふれています。
「なんで?」「どうして?」が浮かんだときには、またちょっと調べてみて、
こうしてブログに綴っていけたらと思います。
ではまた次回〜!