都会のはしっこ、2LDKで育ててます。

小学生と暮らすリアルを、少しだけ理論的に語ってみるブログ

【子どもの集中力は「体力」で伸びる?】学力との意外なつながりを科学的に解説

こんにちは。「都会のはしっこ、2LDKで育ててます。」の管理人です。

日中の暑さ、ほんとうに厳しいですね。
我が家ではリモートワークがひと段落する夕方18時ごろから、近くの公園に娘と散歩に出かけるのが定番になっています。
最近は同じように考えているご家庭も多いのか、19時ごろまでは子どもたちの声が響いていて、ちょっとした夕方ラッシュです。

娘も犬も楽しそうに走り回っている姿を見るたびに、
「これって勉強にも良いのかな?」
と気になったので、理系パパとしてちょっと真面目に調べてみました。

なぜ体力が集中力に影響するのか?

結論から言うと、子どもの体力と集中力には明確な正の相関があると、多くの研究で示されています。

観察研究だけでなく、介入研究(たとえば運動の量を意図的に増やしたグループの集中力がどうなるかを見る研究)でも、運動と学力のつながりが確認されています。
この「体を動かすことが脳に効く」メカニズムを、少しだけ掘り下げてみます。

体を動かすと、脳が元気になる3つの理由

1. 脳の栄養が増える

運動によって増加するのが、「BDNF(脳由来神経栄養因子)」という物質。
これは、記憶をつかさどる海馬の機能を高めたり、神経細胞の成長を促したりする重要な役割を担っています。
一言でいうと、運動すると脳が育ちやすくなる、ということです。

2. 実行機能が鍛えられる

実行機能とは、計画を立てて、やり遂げる力のこと。
注意を切り替えたり、気が散るのを我慢したり、目標に向けて粘り強く努力する力です。
これらはすべて、学習に不可欠なスキル。
有酸素運動(軽く息が上がるくらいのジョギングや鬼ごっこ)には、これを育てる効果があるといわれています。

3. ストレスを軽減して、気分が安定する

運動には、ストレスホルモンであるコルチゾールを減らす作用があります。
加えて、ドーパミンセロトニンといった「やる気」や「ご機嫌」に関わる神経伝達物質の分泌も活発になります。

子どもがイライラしていたり、ソワソワしていたりするときに、ちょっと外に連れ出して走らせるとケロッとすること、ありませんか?
あれ、ちゃんと脳科学的な根拠があるんですね。

「相関」だけでなく「因果」もあるのか?

これは重要な問いです。
たとえば、もともと集中力がある子は運動も好きだった、というだけなら、「相関」はあっても「因果」はありません。

でも、安心してください。

介入研究が証明している

いくつかの研究では、体育の時間を増やす/放課後に運動プログラムを導入することで、
・授業中の集中力
・学力テストの得点
・記憶力や問題解決能力
が、実際に向上したことが報告されています。

しかもその効果は、10〜20分の軽い運動でも表れるとのこと。
「夕方の公園30分」が、脳にもいいってことですね。

小学生の全国データでも明らかに

文部科学省の調査でも、体力テストの合計点が高い子どもほど、学力テストの正答率が高い傾向が見られています。
これは毎年一貫して示されていて、読書習慣や教科の好みを考慮しても変わらない、独立した効果です。

運動=学力アップ、とまでは断言できないけれど、少なくとも「脳の働きを後押しする」ことは確かです。

https://woman.nikkei.com/atcl/dual/pwr/082/87/より引用

注意点:「やりすぎ」は逆効果かも?

ひとつ注意したいのが、運動も「やりすぎ注意」ということ。

疲れすぎてしまうと、逆に判断力や集中力が落ちてしまうことがあります。
この考え方は「逆U字仮説」と呼ばれていて、適度な運動が一番いいという考え方です。

無理にハードなトレーニングをさせる必要はありません。
むしろ「楽しいから動く」がベースにある方が、子どもにとっても長続きしやすいです。

まとめ:夕方の公園は、脳にもよい

改めて、夕方の散歩や遊び時間の効果を実感しました。
暑い時間帯を避けて、体を動かす。
楽しく遊びながら、体力をつけて、それが集中力や学力にもつながっていく。
そう思うと、夕方の公園タイムはまさに「学習の準備時間」とも言えそうです。

理系的にも納得がいったので、これからも娘と犬を連れて、せっせと歩こうと思います。
体を動かして、脳も元気に。
なんだかとても健やかな習慣に思えてきました。

ではでは。