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世界で勝つ理工系教育!芝浦工業大学附属中学校を調査してきました

こんにちは。「都会のはしっこ、2LDKで育ててます。」の管理人です。

これまで、首都圏のさまざまな中高一貫校を調べて記事にしてきました。
その一覧はこちらにまとめています。

今回調べたのは、豊洲にある芝浦工業大学附属中学校です。

学校HP(https://www.fzk.shibaura-it.ac.jp/guide/summary/)より

理工系教育にかなり力を入れている学校で、世界大会で優勝した部活があるなどユニークな実績も。
正直「ここまで理工系を前面に出す学校は珍しいな」と感じました。

それでは、今回の調査内容をまとめていきます。



新豊洲の新しい街並みにあるキャンパス

【基本情報】

豊洲の新しい街並みにあるキャンパスで、最寄りの新豊洲駅からは徒歩1分という好立地。
豊洲市場ららぽーとも近く、通学環境は便利そのもの。
ただし江東区の端にあるため、都心北部や西部からの通学には少し時間がかかりそうです。

世界に広がる海外研修プログラム

芝浦工大附属の大きな特徴が、豊富な海外研修プログラムです。
理工系の要素を盛り込みながら、アメリカやオーストラリア、インド、台湾など多彩な地域での学びを用意しているのが印象的でした。

海外教育旅行

  • 研修地: シアトル、デンバー、セントジョージ・ソルトレイクシティ(以上アメリカ)、クイーンズランド(オーストラリア)
  • 期間: 2週間
  • 対象者: 中学3年生全員
  • 研修内容:
    • 午前は大学で英語講義、午後は校外学習やアクティビティ
    • ホームステイで現地文化を体験
    • コース別テーマ学習(シアトルではAmazonゲイツ財団訪問、デンバーでは移民問題、セントジョージでは中学校交流や鍾乳洞見学など)
    • 帰国後は文化祭でポスター発表や動画制作

ニュージーランドSEEプログラム

  • 研修地: ニュージーランドオークランド市(ラザフォードカレッジ)
  • 期間: 2週間
  • 対象者: 高校1年生希望者
  • 研修内容:
    • 英語研修と文化体験
    • 1人1家庭のホームステイで濃い交流

海外教育旅行

  • 研修地: カナダ西海岸
  • 期間: 約1週間
  • 対象者: 高校からの入学生全員
  • 研修内容:
    • ホームステイを通して英語研修
    • 2人1家庭で生活を体験

インド最先端プログラム

  • 研修地: インド
  • 期間: 春休み
  • 対象者: 高校1・2年生希望者
  • 研修内容:
    • IIT訪問や日系・現地企業の視察
    • 世界遺産やマーケット、スラム街訪問もあり、表も裏も体感
    • 現地家庭でのホームステイを通して英語力も向上

台湾MaaS×Eプログラム

  • 研修地: 台湾・高雄
  • 期間: 夏休み
  • 対象者: 高校生
  • 研修内容:
    • EVバスやLRTなどモビリティ先進都市での学び
    • 環境問題や交通課題をテーマに調査
    • 台湾文化や歴史も体験

早期推薦者短期留学

  • 研修地: アメリカ・カナダ・ニュージーランドなど
  • 期間: 約3カ月
  • 対象者: 芝浦工大への推薦希望で選抜された高3生
  • 研修内容:
    • 提携先高校に通い授業を受ける
    • 高校在学中に本格的な留学ができる貴重な機会

グアム大学オンライン英語研修

  • 研修地: オンライン(グアム大学)
  • 期間: 2週間
  • 対象者: 高校3年生希望者
  • 研修内容:
    • インプットとアウトプットを繰り返し英語力を高める
    • 初級者から上級者まで参加できる内容

こうして一覧にしてみると、中学・高校で合計7つものプログラムが用意されていて圧巻です。
しかも単なる「英語漬け」ではなく、理工系×グローバルを意識した設計なのがユニーク。
台湾MaaSやインドのスタートアップ視察なんて、普通の学校ではなかなかできない経験ですよね。

芝浦工大附属の独自の取り組み

では、ここからは学校の特色をピックアップして紹介します。

世界チャンピオン級の電子技術研究部

2023年のロボカップ世界大会(フランス・ボルドー)で総合優勝!
国内大会初出場からわずか3年で世界の頂点に立ったそうです。

部員数は160名以上という大所帯で、活動規模はもはや研究所レベル。
「部活の延長」というより、本格的な技術開発集団に近い印象です。
理系を志す子にとって、ここはまさに夢のような環境だと思いました。

独創的な理工系プログラム

「サイエンス・テクノロジーアワー」という特別授業では、大がかりな実験や研究を実施。
さらに文系科目にも科学技術を絡める「ショートテックアワー」もユニーク。

歴史の授業で「世界を変えた薬」を学んだり、体育で「ランニングシューズのテクノロジー」を扱ったり。
理工系の視点をすべての教科に浸透させているのが強みだと感じました。

2023年度のテーマ例も学校HPにて公開。

https://www.fzk.shibaura-it.ac.jp/junior/science/より

ものづくり重視の授業

LEGOロボットから金属加工まで幅広い体験が可能。
iPadやプログラミングもカリキュラムに組み込まれ、ICT×ものづくりを両立しています。

2021年からの共学化

「女性研究者を増やす」という社会的使命を意識して、2021年から共学化。
理工系を目指す女子にとって、強力な選択肢の一つになると思います。

災害に強い校舎

2017年竣工の新校舎は、防災設備が徹底。
水・食料・毛布・トイレを3日分備蓄しているそうで、学校そのものが防災拠点になれるレベル。

大学への内部進学

https://www.fzk.shibaura-it.ac.jp/junior/career/より

卒業生の約半数が芝浦工業大学へ推薦進学。
中高大一貫の「理工系キャリア」を見据えられるのは安心材料だと感じました。
また、優秀者には3カ月の短期留学が認められるなど、進学制度とグローバル教育が結びついているのも面白いです。

まとめ

芝浦工業大学附属中学校を調べてみて、改めて「ここまで理工系に特化している学校は稀有だな」と感じました。

世界大会で結果を出す電子技術研究部、独創的な授業設計、多彩な海外プログラム。
理工系の未来人材を本気で育てる学校だと実感します。

一方で、やはり理工系に強い関心がある子でないと合わないかもしれません。
逆に「科学やものづくりが大好き!」というタイプには、最高の環境になるはずです。

今後、女子生徒が増えることでさらに多様な理工系人材が育っていくのではないでしょうか。

ではでは。