こんにちは。「都会のはしっこ、2LDKで育ててます。」の管理人です。
先日、小2の娘と一緒に録画しておいたNHKのアニメ「科学✖️冒険サバイバル!」を観ていたときのこと。
今回の舞台は“南極”。過酷な環境を生き抜くためのサバイバル術を子ども向けに描いた内容で、毎回親子で楽しく観ています。
このアニメ、もともとは小学生に大人気の児童書「サバイバルシリーズ」が原作。
娘の通う小学校の図書室でも、毎回争奪戦のようで、表紙がボロボロになった巻もちらほら。
わが家でも何冊か持っていて、たまに寝る前の読み聞かせにも使っています。
その南極回のアニメの中で、「クマを探しに行こう!」というくだりが出てきて、
思わず「え?クマって南極にいたっけ?」と私の頭に疑問が浮かびました。
そこから連想して、「そういえばペンギンって北極にはいないよな?」と。
似たように寒い場所なのに、住んでる動物が全然違う。
気になって、調べてみました。
私は生物学の専門家ではありませんが、信頼できそうな情報をもとに、
「なぜ南極にクマはいなくて、北極にペンギンがいないのか?」を、自分なりに整理してみました。
北極にペンギン、南極にクマ?まずは結論から!
まず結論を言ってしまうと:
- 北極にペンギンはいません
- 南極にクマはいません
シロクマとペンギンが一緒にいるイラストや、動物園の混合展示でなんとなく同じ場所にいそうなイメージがありますが、現実には地球の真逆に生きている動物たちです。
では、なぜそうなったのでしょう?
ここから、私が調べてみたことを簡単に紹介していきますね。
ペンギンはなぜ北極にいないの?
ペンギンは、南極大陸やその周辺の島々、さらに南アメリカ南端、オーストラリア南部、ニュージーランドなど、南半球にだけ自然分布しています。
一方で、北極には一羽もいません。
その理由は大きく分けて、以下のようなものがありました。
ペンギンの進化は南から
調べてみたところ、ペンギンはおよそ6000万年前に南半球で進化した鳥類だそうです。
海に潜って魚を捕るのに特化し、泳ぎは得意でも、空は飛べなくなってしまいました。
このまま南半球を中心に進化していき、寒冷な海に適応していきましたが、
北半球へ移動するには、赤道の暖かい海を越えないといけない。
でも、ペンギンたちは冷たい水に特化していて、暑い気候にとても弱い。
だから、北に行くことができなかった、というのが一つの説です。
北極には「すでに先客」がいた
さらにもう一つの理由が、北極にはペンギンと似たポジションの生き物がすでにいたこと。
例えばアザラシやセイウチ。
彼らも冷たい海で魚を獲り、陸と海の間で生活している点でペンギンと似ています。
後からペンギンが進出しようとしても、生存競争で不利になってしまった可能性があるわけです。
ちなみに:北極には「パフィン」がいる
調べていて面白かったのが、「パフィン」という鳥の存在。
一見ペンギンにちょっと似ていて、「北極のペンギン」と呼ばれることもあります。
ただし、こちらはちゃんと空を飛べますし、ペンギンとは全く別の種です。

クマはなぜ南極にいないの?
では逆に、なぜシロクマ(ホッキョクグマ)は北極にしかいないのでしょうか。
こちらもペンギンと同じく、進化の出発点と地理的な隔たりが理由のようです。
シロクマは北半球で進化した
クマの祖先は、約2000〜3000万年前に北半球で誕生したと言われています。
その後、シロクマは特に北極の海氷上での生活に適応するように進化しました。
アザラシの息継ぎ用の穴を見つけて、じっと待ち伏せする。
そんな狩猟スタイルに特化した結果、今のような姿になったわけです。
でも南半球、特に南極には行けなかった。
理由は、やはり赤道が“暑すぎる壁”だったことと、
南極までたどり着くための移動ルートがそもそも困難だったからです。
南極の環境は「シロクマ向き」じゃない
仮に何らかの方法で南極に行けたとしても、問題は山積み。
南極は北極と違って、大陸そのものが氷で覆われた場所。
シロクマが得意とする「海氷上での狩り」はできません。
しかも、南極のアザラシは氷の下で生活していて、北極のように陸上に頻繁には上がってきません。
つまり、シロクマの狩りのスキルが活かせない環境なんです。
もし入れ替えたらどうなる?
せっかくなので、思考実験もしてみました。
「もしペンギンを北極に、シロクマを南極に連れて行ったら?」
それぞれ、どうなるのかを調べながら想像してみました。
シロクマが南極に移住したら
- 海氷が少なく、得意の狩りができない
- 厚い氷床で海にアクセスできない
- ヒョウアザラシやシャチとの競争もある
- 陸地ばかりで移動もしづらい
⇒ おそらく食料不足で生き延びられない
ペンギンが北極に移住したら
- 魚の種類が違うため、食べ慣れた獲物がいない
- シロクマやキツネ、猛禽類などの天敵が多い
- 南極とは繁殖のタイミング(日照サイクルなど)が違いすぎる
⇒ 環境に適応できず、絶滅のリスクが高い
どちらも、突然異なる環境に連れていってもうまくはいかないということですね。
まとめ:住んでいる場所には理由がある
見た目には似ている北極と南極。
だけど、そこに住む動物はぜんぜん違います。
それは、偶然ではなくて、数千万年という気の遠くなる時間をかけて、それぞれの環境に合わせて進化してきた結果なんだと、あらためて思いました。
「寒そうだから、同じ動物がいるんじゃない?」と思ってしまいがちですが、
実はその裏に、壮大な進化と生態の物語がある。
子どもの素朴な疑問から始まって、私の方が真剣に調べてしまったこのテーマ。
今度は、娘にもしっかり話してあげたいと思います。
ではでは。
