こんにちは。「都会のはしっこ、2LDKで育ててます。」の管理人です。
本日は我が家の本選びについて書いてみます。
これまでは、「公文の推薦図書」をメインに図書館で予約して借りるのが習慣でした。
名作が多く、親としては「とりあえずこれを読んでおけば間違いない」という、ある種のガイドラインとして本当に頼りにしていました。
ところが、学年が上がるにつれて、少しずつ娘の様子に変化が。
「最後まで読み切らない本」が明らかに増えてきたんです。
この記事の3行まとめ
- 最近の児童文庫は「サクサク読める設計」が秀逸で、名作が響かない時期の読書スイッチになる
- 2つの区の図書館をフル活用し、週末に「仕入れ」て並べておくことで、子供が自ら選べる環境を作る
- 『ゆずのどうぶつカルテ』のように、本人が「いま」没頭できる一冊との出会いが読書習慣の鍵
「名作」という正論が通じない、中学年のリアル
内容が悪いわけではありません。
読み継がれている名作だからこそ、文章も表現も素晴らしい。としみじみ思うものばかり。
でも、娘は数ページ読んで「……あ、これ、あとでいいや」と閉じてしまう。
「つまらなかった?」と聞くと、 「つまらなくはないけど、いま読みたいのはこれじゃない」ということも。
この「いまじゃない」という感覚。
自分の趣味嗜好がはっきりしてきた小学生にとって、大人が用意した「正しい本」は、時として少し重たすぎるのかもしれません。
そこで、親の「読んでほしい」を一度横に置いて、いまどきの「児童文庫」の世界を一緒にのぞいてみることにしました。
最近の児童文庫は、親世代の想像を超えている
いざ調べてみて驚いたのは、その種類の多さと、子供たちの心を掴むための緻密な設計です。
主要なレーベルをチェックしてみると、今の小学生(中〜高学年)に刺さるラインナップが本当によく考えられています。
歴史ある定番ながら、現代の悩みや成長に寄り添う物語が豊富。根強い人気の『探偵チームKZ事件ノート』や今回娘がハマった『ゆずのどうぶつカルテ』など、キャラクターの心理描写が丁寧な作品が目立ちます。
今、圧倒的な勢いを感じるのがここ。とにかくテンポが良く、アニメを観るような感覚で読めます。『怪盗レッド』のようなアクションから、『四つ子ぐらし』のような共感系まで、シリーズ展開が抜群に上手いです。
- 集英社みらい文庫
マンガ感覚でサクサク読める作品が多く、特に『絶叫学級』などのホラー系や、ハラハラする『サバイバル・ゲーム』系が、普段あまり本を読まない層にも熱烈に支持されています。
- 小学館ジュニア文庫
アニメや映画、小学館の人気マンガ原作をベースにした作品が多く、「読書が苦手でも入りやすい」ラインナップが特徴。 『名探偵コナン』『ドラえもん』など映像で親しんだ世界を、文字でじっくり追体験できます。物語のテンポがよく、活字量も控えめなので、児童文庫への入り口として選びやすいシリーズです。
今の児童文庫は、「本が好きな子」はもちろん、「YouTubeやゲームの方が楽しい子」でも思わず手が止まらなくなるような、スピード感あふれる物語であふれていました。
娘が文字通り「没頭」した、運命のシリーズ
いくつか図書館から借りた選択肢の中で、娘が没頭した本がありました。 それが、講談社青い鳥文庫の『ゆずのどうぶつカルテ』です。
学校から帰ってきて、ランドセルを置いたかと思うと、吸い込まれるようにページをめくり始める。
これまでのいわゆる「名作」を読んでいた時とは、集中力が違いました。
内容をのぞいてみると、動物病院を舞台にペットとの別れや責任を描く、テーマ。 文章は小学校中学年向けに読みやすい分量でした。
何より、本人が「これ、面白そう!」と自分で選んだことが、最後まで読み切るエネルギーになったようです。
二つの区の図書館と、週末の「仕入れ」ルーティン
とはいえ、これだけ種類が多いと「当たり」を引くのも一苦労。
そこで我が家では、とにかく選択肢を増やすために、住んでいる住所の区と、勤務先の住所がある区、二つの自治体の図書館をフル活用しています。
一つの区だけだと、人気作は予約が何十人も待ちだったり、シリーズが揃っていなかったりすることも。
でも、二つの自治体の貸出カードを使い分ければ、単純に予約の枠も物量も2倍になります。
私はリモートワークが中心なので、平日に「会社帰り」に寄ることはできません。
その代わり、平日の隙間時間にポチポチと両方の図書館で予約を入れておき、土日にまとめて車や自転車で「仕入れ」に行くのが習慣になりました。
週末に持ち帰った本を、本棚にそっと並べておく。
「これ読みなよ」とは言わず、ただ選択肢として置いておくだけ。
正直、一度も開かれない本もありますが、それでいいと思っています。
「次はどんな面白い話があるかな?」というワクワク感を、絶やさないことが今の目標です。
読書は、遠回りくらいがちょうどいい
最近改めて感じているのは、読書習慣づくりに最短ルートはない、ということです。
名作をコツコツ読むのも素敵ですが、今の興味に合わせて、流行りの児童文庫を浴びるように読む時期があってもいい。
児童文庫は、そんな「読書の楽しさ」を教えてくれる最強の味方でした。
これからも二つの図書館の予約システムを駆使しながら、娘の「いま」にぴたっとハマる一冊が見つかるのを、のんびり見守りたいと思います。
ではでは。







