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親世代と子ども世代、就職人気ランキングはどう変わった?

こんにちは。「都会のはしっこ、2LDKで育ててます。」の管理人です。

先日、小2の娘と「将来何になりたい?」なんて話をしていたとき、ふと気づいたんです。この子が社会に出るのは2040年頃。僕が就活で四苦八苦していた2012年から、なんと28年も先なんですよね。

その頃には、今では想像もつかないような企業が人気になっているかもしれません。でも、その変化の兆しは、もう今から見えているんじゃないか。そんなことを考えながら、2012年と2024年の就職人気企業ランキングを比較してみました。

特に気になったのは、女子学生の企業選び。男性と比べて、より現実的で、社会の変化を敏感に反映しているように感じたからです。

参考にしたのは、ダイヤモンド・ヒューマンリソースがまとめた就職人気企業ランキング。1995年から2024年までの長期データを男女・文理別で分析した貴重な資料です。


文系女子の選択、激変の12年間

順位 2012年(文系女子 2024年(文系女子
1 東京海上日動火災保険 伊藤忠商事
2 三菱東京UFJ銀行 丸紅
3 JTB 住友商事
4 みずほフィナンシャルグループ 三菱商事
5 三井住友銀行 三井物産
6 住友商事 三菱UFJ銀行
7 明治グループ 日本航空JAL
8 オリエンタルランド 全日本空輸ANA
9 三菱UFJ信託銀行 東京海上日動火災保険
10 三井物産 大和証券グループ

まず目を引くのは、総合商社の存在感の変化
2012年には住友商事(6位)と三井物産(10位)のみだったのが、2024年には上位5社のうち4社が商社に。

2012年のランキングは「保険・銀行・旅行・食品」など、安定志向で“人との関わり”を重視した企業が目立っていました。それが2024年には、「グローバル×成長×待遇」を象徴する商社に人気が集中しています。

また、コロナ禍で一時的に人気を落とした航空業界が復活しているのも注目です。


理系女子は、まったく違う地図を描いていた!

順位 2012年(理系女子) 2024年(理系女子)
1 明治グループ 森ビル
2 ロッテ 三井不動産
3 資生堂 住友商事
4 森永製菓 三菱地所
5 日清製粉グループ NTT都市開発
6 NTTデータ 東京建物
7 カゴメ 三菱商事
8 花王 野村不動産
9 サントリー 丸紅
10 味の素 伊藤忠商事

2024年の理系女子ランキングには驚きがあります。すべて不動産・商社系企業

2012年に人気だった食品・日用品・化粧品・ITなど「研究・開発寄り」の企業が影を潜め、「都市づくり」や「グローバル事業」を担う企業が上位を占めています。

とくに大手デベロッパーの人気上昇は、まちづくりの仕事への関心や、企業の女性活躍推進の取り組みが影響していると考えられます。


なぜ、こんなに変わったのか?

この12年間で、就活生の価値観は以下のように変化しています:

  • SNSインターンの普及:企業のリアルな姿が見えるようになった
  • ジェンダー平等の進展:「女性だから事務職」ではなくなった
  • コロナ禍による価値観の再編:「安定」「柔軟な働き方」への志向が高まった

こうした中で、総合職で活躍する女性の姿が身近になり、SNSでキラキラと発信される「働く先輩」のリアルな声が志望動機を強く後押ししているのかもしれません。


2040年、娘はどんな「働き方」を選ぶのか?

ランキングを見て思うのは、「人気企業」ってその時代の鏡だということ。

でも、2040年には「企業に就職する」ことが唯一の選択肢ではないかもしれません。

すでに僕の周りでも、

といった多様な働き方を選ぶ人が増えています。

そして、AIの進化によって、

  • 「今ある職業の半分がなくなる」
  • 「今は存在しない新しい職業が生まれる」

とも言われています。

もしかしたら娘は、「AIトレーナー」や「VR空間設計士」、「宇宙観光ガイド」になるかもしれません。


変わるのは企業、変わらないのは「自分らしく働く」という問い

そんな時代だからこそ、僕が親としてできるのは
「この会社に入れば安泰」という考えを押しつけるのではなく、
「自分らしく働ける場所とは何か?」を一緒に考えていくこと。

変化を恐れず、むしろ楽しめる。
そんな柔軟な感性を、日々の生活の中で育ててあげたいと思います。


参考資料