都会のはしっこ、2LDKで育ててます。

小学生と暮らすリアルを、少しだけ理論的に語ってみるブログ

行動経済学を子育て・学習に当てはめてみる

こんにちは!「都会のはしっこ、2LDKで育ててます。」の管理人です。

最近、犬の散歩中にradikoTOKYO FMを聴いてたら、行動経済学の特集をやってたんですよ。「人間の行動って、必ずしも合理的じゃないんだな〜」なんて話を聞いてたら、これって子育てや自分の学習にも応用できるんじゃないか?って、ピンと来ちゃいました💡

僕も娘も、ついつい「めんどくさい」が発動したり、「後でやろう」が「結局やらない」になっちゃうこと、ありますよね?今回は、この「人間の非合理な行動」を逆手に取って、子育てや学習に役立てるヒントを、僕なりに考えてみたいと思います。


 

行動経済学って、超ざっくり何なの?

 

行動経済学」って聞くと、ちょっと難しそうに聞こえるかもしれませんよね。でも、超ざっくり言うと、「人間は、思ったより感情や直感で行動しちゃう生き物だよね。それをちゃんと理解して、より良い選択ができるように、どうアプローチしたらいい?」というのを考える学問、と僕は解釈しました。

従来の経済学が「人間は常に合理的に判断する」という前提だったのに対し、行動経済学は心理学の知見を取り入れて、「いやいや、人間ってそうじゃないでしょ?」ってところに踏み込んでいます。

例えば、相良奈美香さんの著書『行動経済学が最強の学問である』

 

 

では、「ナッジ」という概念がわかりやすく解説されています。これは「ひじでそっと突く」という意味で、強制ではなく、ちょっとした仕掛けで人を行動へと促す手法のこと。この考え方が、子育てにも応用できそうじゃないですか?


 

子育てや学習に役立ちそうな行動経済学の「ワザ」

 

いくつか行動経済学の有名な概念の中で、「これ、子育てや学習に使えるかも!」と感じたもの仕事でもよく利用している生成AIのGemini君と一緒にまとめてみました!

行動経済学の概念

超ざっくり説明

子育て・学習に役立つヒント

損失回避(Loss Aversion)

人は、得することよりも、損することを避けたがる傾向がある。

「これやらないと〇〇が見れないよ」「これをなくしちゃうともったいないよ」と失うことのデメリットを伝える。
例:宿題やらないとYouTube/Netflixの時間が減るよ/せっかく貯めたポイントが消えちゃうよ

保有効果(Endowment Effect)

自分が持っているものに、より高い価値を感じる傾向がある。

子ども自身に「選ばせる」「決めさせる」ことで、その課題や目標を「自分のもの」と感じさせる。
例:今日はどのドリルやる?/いつまでにここまで終わらせる?

現状維持バイアスStatus Quo Bias)

変化を嫌い、今の状態を維持しようとする傾向がある。

習慣化したいことを「最初のハードルを極限まで下げる」ことで、現状維持の慣性を利用する。
例:まずは1問だけやろう/机に座るだけでOK

アンカリング効果(Anchoring Effect

最初に提示された情報(アンカー)が、その後の判断に影響を与える。

目標設定で、最初に少し高めの「アンカー」を提示し、そこから現実的なラインに調整させる。
例:今日の宿題、全部で〇時間くらいかかるかな?(実際はもっと短い)/目標点数を高めに設定し、そこから逆算させる

プロスペクト理論(Prospect Theory)

人は、不確実な状況下で、利得と損失に対する価値判断が異なる。

小さな成功体験を積み重ねて「利得の喜び」を頻繁に与える。大きな失敗で落ち込んだ際は、小さな目標に分割して「損失の痛み」を和らげる。

フレーミング効果(Framing Effect)

情報の提示の仕方(フレーム)によって、判断が変わる。

同じ内容でも、肯定的な言葉や表現で伝える。
例:「やらないとダメ」より「やったらすごいね!」/「残り〇ページ」より「あと少しで終わるよ」

コミットメントと一貫性の原理(Commitment and Consistency)

一度自分で決めたことや、表明したことに対して、一貫した行動を取りたがる。

子どもに目標を声に出して宣言させる。「明日までにやる!」と親に言う、目標を紙に書いて貼るなど。

参考書籍: これらの概念については、橋本久克さんの『世界は行動経済学でできている』や、阿部誠さんの『サクッとわかるビジネス教養 行動経済学といった書籍で、より詳しく、実用的に学ぶことができます。

 

 

 




 

我が家で実践!行動経済学を子育て・学習に役立てるアイデア

 

じゃあ、これらの「ワザ」を我が家の小学2年生の娘との生活や、僕自身の学習習慣にどう取り入れるか?具体的に考えてみました。

  1. YouTube/Netflix見れないよ!」で損失回避を刺激?

    娘が宿題や公文をなかなか始めない時、ついつい「早くやりなさい!」って言っちゃうんですけど、これからは「今日中にここまで終わらせないと、お気に入りのYouTube(またはNetflix)が見れないよ」って、失うものを具体的に示してみようかなと。もちろん言い方には気をつけないと、逆効果になっちゃいますが(笑)。

  2. 「自分で決めた」習慣で保有効果&コミットメント!

    これは中学受験の塾選びでも感じたことですが、子ども自身に「選択させる」のは本当に大事。娘に「今日の公文は、どこからどこまでやる?」とか、「宿題は何時までに終わらせる?」って、本人に決めさせてみようと思います。自分で決めたことって、不思議と「やらなきゃ」って気持ちになりますよね。僕自身も、週に何時間ブログを書くか、自分で宣言してカレンダーに書き込んでいます。

  3. 「まずは1問」から始める現状維持バイアス打破!

    「めんどくさい」の最大の敵は、始めるまでのハードル。娘の公文も、まず机に座らせるまでが一苦労なんです。「よし、まずは1問だけやってみよう!」とか、「テキストを開くだけでOK!」とか、最初の行動を究極に小さく設定することを意識してみます。僕のリモートワークでの新しい技術学習も、「まず関連ニュースを1記事読むだけ」からスタートして、なんとか継続できてます。

  4. ポジティブ声かけでフレーミング効果を狙う!

    これはもう意識してやってるつもりですが、もっと徹底したい。「ここ間違えちゃったね」よりも「ここは惜しかったね!あと少しだ!」とか、「これだけたくさんやれたね!」って、肯定的な言葉を選ぶようにします。僕が妻に褒められると頑張れるように、娘もその方が伸びるはず!


 

おわりに

 

まさか犬の散歩中のラジオが、子育てや学習に応用できる行動経済学のヒントをくれるとは思いませんでした。

人間は合理的ではないからこそ、ちょっとした「仕掛け」や「声かけ」で行動が変わる可能性があるって、なんだか希望が持てますよね。完璧を目指すのではなく、まずはできることから、我が家流の「ナッジ」を試してみたいと思います。

皆さんのご家庭では、どんな「行動経済学的なワザ」を使っていますか? ぜひコメントで教えてくださいね!