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青山学院中等部・高等部を徹底調査!渋谷のど真ん中で育む「個」と「信仰」

こんにちは。「都会のはしっこ、2LDKで育てます。」の管理人です。

最近、教育のニュースを見ていると「探究学習」や「主体性」といったキーワードを本当によく目にするようになりました。

単に知識を詰め込むだけじゃなくて、早くから自分の興味関心を見つけて、それを深めていく力が求められているんですね。

親としては、我が子にそんな環境を与えてあげられる学校はないかな、とつい探してしまいます。

これまでも、そんな視点でいろいろな首都圏の中学校を調べて記事にしてきました。 もしよろしければ、こちらのまとめページもご覧ください。

👉 首都圏中学調査まとめ|公立・国立・私立・女子校・共学校別リンク集【随時更新】

さて、今回調査したのは、まさにそんな「個」を大切にする教育と、キリスト教に基づく人格教育を掲げる、青山学院中等部・高等部です。

共同設計より

渋谷・表参道という、まさに都会のど真ん中。
その洗練されたイメージとは裏腹に、毎日行われる「礼拝」や「聖書」の授業とは?
高校受験のない中高一貫校だからこそできる、ユニークな「選択授業」の中身は?
イートン校とも交流する、多彩な国際プログラムは生徒をどう成長させるのか?

基本情報から独自の取り組み、そして気になる口コミまで、今回もじっくり深掘りしていきたいと思います!

3行でわかる!青山学院中等部・高等部のポイント

  • 渋谷・表参道という抜群の立地 都会の真ん中にある美しいキャンパスで、キリスト教に基づく人格教育を実践。
  • 「個」を伸ばす多彩な教育 中等部のユニークな選択授業や、高等部での充実した高大連携プログラムが魅力。
  • 豊富な国際交流 中等部から高等部まで、名門校との交換留学や多彩な研修プログラムが用意されている。

まずは基本情報から|青山学院中等部・高等部


表参道駅からも渋谷駅からも歩けるという、本当にすごい立地ですよね。
この環境が、学校の雰囲気にも大きく影響していそうです。

渋谷から世界へ|充実の国際交流プログラム

青山学院の特色の一つが、国際交流プログラムの豊富さです。
中等部・高等部それぞれに、たくさんのプログラムが用意されていました。
(※最新の情報は必ず公式サイトをご確認ください).

オーストラリア・ホームステイプログラム(中等部)

  • 研修地: オーストラリア・ブリスベン近郊
  • 期間: 夏休み14日間
  • 対象者: 中等部生徒(希望者)
  • 研修内容: ホームステイ先の子どもが通う中学校に一緒に登校。午前中は主に英語のレッスン、午後は様々な授業への参加、その他ファームステイ、カヌー、乗馬など数々の体験学習を実施。ホームステイを通じて異文化体験と英語力向上を図る。

イギリス訪問プログラム(中等部)

  • 研修地: イギリス
  • 期間: 夏休み14日間
  • 対象者: 中等部生徒(希望者)
  • 研修内容: 2024年度より新たに開始された寄宿制のプログラム(サマーキャンプ)。午前はレベル別の英語レッスン、午後は各自が選択したアクティビティーに参加。日本人の割合は15%以下に抑えられ、多様な背景をもった同世代との共同生活の中で、違いを認め合いながら生きた英語を学ぶ。

フィリピン訪問プログラム(中等部)

  • 研修地: フィリピン
  • 期間: 春季(隔年実施)
  • 対象者: 中等部生徒(希望者)
  • 研修内容: チャイルド・ファンド・ジャパンとの連携によるプログラム。フィリピンの子どもたちへの支援活動に参加し、貧困問題について学ぶ。現地の子どもたちとの交流や支援施設の訪問を通じて国際貢献について理解を深める。

韓国・学校訪問プログラム(中等部)

  • 研修地: 韓国ソウル
  • 期間: 春季(隔年実施)
  • 対象者: 中等部生徒(希望者)
  • 研修内容: 韓国ソウルにある梨花女子大学附属中学校(共学)との交流とホームビジット。名門私立キリスト教学校である同校の生徒の家庭でホームビジットを行い、週末を家族と共に過ごす。

東京韓国学校との交流会(中等部)

  • 研修地: 東京韓国学校(新宿区)
  • 期間: 日帰り(年1回程度)
  • 対象者: 中等部生徒(学友会、選択韓国語受講者など約20名)
  • 研修内容: 20年以上前から親交を深め、隔年で交互に学校を訪問。韓国の伝統楽器や民族衣装の体験、スポーツや文化交流活動を実施。

カナダホームステイ(高等部)

  • 研修地: カナダ・べリー市
  • 期間: 7月下旬より約2週間
  • 対象者: 高等部生徒(希望者、約30名)
  • 研修内容: ホストファミリーとの生活を通じた異文化体験。日中はボランティア活動、ナイアガラの滝ツアー、大リーグ観戦、カヌー体験など様々なイベントが用意されている。語学学校には参加しないが、ホストファミリーとの生活を通じて英語力を試す機会となる。

短期交換留学プログラム: リーズスクール(英国)(高等部)

  • 研修地: 英国・ケンブリッジ
  • 期間: 相互交換(10月下旬〜来日、1月上旬〜訪英)
  • 対象者: 高等部生徒(数名)
  • 研修内容: 1995年に姉妹校提携を結んだ名門パブリックスクール、リーズスクールとの短期交換留学(ホームステイ)。正統的クイーンズイングリッシュを学び、英国の文化に親しむ。

短期交換留学プログラム: クレスピ校(イタリア)(高等部)

  • 研修地: イタリア・サロンノ
  • 期間: 相互交換(9月中旬〜来日、翌3月下旬〜訪伊)
  • 対象者: 高等部生徒(数名)
  • 研修内容: 2023年より姉妹校提携。ルネッサンス文化の美しい街並みと自由でのびのびとしたラテン文化の真髄に触れることができる。

短期交換留学プログラム: イートン校(英国)(高等部)

  • 研修地: 英国・ウィンザー近郊
  • 期間: 相互交換(3月〜来日、7月末〜訪英)
  • 対象者: 高等部生徒(数名)
  • 研修内容: 2009年から交流を開始した1440年創設の名門パブリックスクール。本校生徒がイギリス訪問時はイートン校内の寮で生活しながら、英国の歴史の勉強及び名所の見学等を実施。

長期海外留学(高等部)

  • 研修地: 各種(留学先は生徒が選択)
  • 期間: 1年間
  • 対象者: 高等部生徒(各学年で年間計10名程度)
  • 研修内容: 各種民間機関を通して1年間の留学が可能。国際交流委員会が事前学習から帰国後まで指導を行う。

イングリッシュ・キャンプ(高等部)

  • 研修地: 軽井沢・青山学院高等部追分寮
  • 期間: 2泊3日(8月下旬)
  • 対象者: 高等部生徒(希望者)
  • 研修内容: 大学留学生やネイティブ教員とともに、ディスカッション、プレゼンテーションなどを全て英語で行う国内キャンプ。

いや、すごい数ですね。 中等部からこれだけ選択肢があり、高等部になるとイートン校のような世界的な名門校との交換留学まで…。

語学学習だけでなく、文化交流やボランティア活動など、多角的な体験ができるように設計されているのが伝わってきます。

青山学院ならではの強み|「個」と「信仰」を育む教育

国際交流以外にも、青山学院中等部・高等部ならではの特色ある取り組みがたくさん見つかりました。 いくつかピックアップしてご紹介します。

1. キリスト教信仰に基づく人格教育

青山学院の教育の根幹にあるのが、やはりキリスト教の教えです。

学校HPより

驚いたのは、「道徳」の授業の代わりに、週1時間の「聖書」の授業があること。
そして、毎日15分間の礼拝の時間があるんですね。
単なる知識として学ぶのではなく、人としての生き方や、物事を探求する精神を養うことを目的としているそうです。

2. 中等部3年生「選択授業」—個性を伸ばす多彩な学び

これはとても興味深い取り組みです。
中等部3年生になると、週2時間の「選択授業」が設けられています。

学校HPより

「韓国語」「ソーシャルイノベーション入門」「暗号」「名画の模写」「俳句」「理科実験」「株式学習ゲーム」など、毎年20~25講座も開講され、生徒さんは自分の興味関心で2つを選べるんだとか。
高校受験がない一貫校だからこそ実現できる、素晴らしい探究学習ですね。

3. 週5日制・31時間授業によるゆとり教育

最近は私立中学でも週6日制を採用する学校が増える中、青山学院中等部は「週5日制・31時間授業」を採用しています。
これは、詰め込み型ではなく、ゆとりを持って基礎学力を充実させるため。
そして、生徒が自分の興味のある活動(部活や、先の選択授業のような探究活動)に時間を使えるように、という配慮からだそうです。

4. 高等部「高大連携プログラム」—青山学院大学との一体的学び

高等部に進学すると、系列の青山学院大学との連携が本格化します。
大学の先生による「学問入門講座」がオンデマンドで受講し放題だったり、高3になると実際に大学の授業を受けて単位を取得できる制度まであるそうです。
高校生のうちから大学の専門的な学びに触れられるのは、総合学園ならではの大きなメリットですね。

5. 高等部の多様な選択科目制

高等部では、2年生から選択科目が始まり、3年生になると、なんと授業時間の半分が選択科目になるそうです。
「フランス語」「ドイツ語」「数学演習」「環境科学」「工芸」など、内容は多岐にわたります。
青山学院大学への内部進学がメインストリームではあると思いますが、それだけでなく、多様な進路や興味関心に対応できる力を育成しようという意図が感じられます。

気になる「リアルな声」は?口コミを調査しました

さて、ここまで学校の魅力的な取り組みを見てきましたが、保護者としてやっぱり気になるのは、実際に通っている方々の「生の声」ですよね。

(※あくまでも個人の感想であり、匿名掲示板の性質上、主観や事実と異なる情報が含まれる可能性がある点をご留意ください。).

全体としては、好意的な意見が多い印象でした。
やはり、施設やアクセスの良さ、そして「青山学院」というブランド力や大学までの内部進学ルートといった「安心感」を評価する声が目立ちます。

ただ、青山学院の「自由な校風」や「人間関係」については、評価が分かれる、つまり「合う・合わない」がハッキリ出る傾向があるようです。

良い口コミ:施設・立地・ブランド力が高評価

調査した中で、特に多く見られたポジティブな意見は以下のような点です。

  • 施設が綺麗で充実している

    「めっちゃ本校舎が綺麗です。図書館が二階建てです。」

    ハード面での満足度は非常に高いようです。
    都会の真ん中にある美しいキャンパスは、それだけでモチベーションが上がりそうですね。

  • アクセスが良く、立地環境が良い

    表参道・渋谷に近いという立地は、やはり大きな魅力。
    通学の便が良いだけでなく、周辺環境を含めて評価する声が多かったです。

  • 大学系属の安心感

    「内部進学で大学まで行けるためテストのために勉強する感じです。」

    内部進学できる安心感から、受験勉強に追われず、部活動や自分の興味あることに打ち込める、という点をメリットと感じるご家庭が多いようです。

気になる口コミ:校風の「合う・合わない」と授業の質

一方で、改善を望む声や、気になる点として挙げられていたのは以下のような点です。

  • 生徒間の人間関係・雰囲気

    陰キャにはつらいかも」

    これは最も賛否が分かれるポイントでした。
    「美容意識や社交性の高い生徒が多い」という立地柄を反映したような指摘もあり、お子さんの性格と合うかどうかは、慎重な見極めが必要そうです。

  • 教師の質や授業の分かりやすさ

    「先生の当たり外れが激しいです。」 「授業の説明がわかりにくいです。」

    先生の指導力に差があるのではないか、という指摘が複数見られました。
    高い学費を払っている分、授業の質の均質化を期待する声があるようです。

  • 学費に対する納得感

    「高い学費払って行くところでもないかなー」

    施設やブランド力に見合う価値を感じるかどうかは、家庭によって意見が分かれるようです。

口コミをどう解釈するか? 私の視点

これらの口コミを見て、私が感じたことを少し。

まず、「人間関係」について。
これは「自由な校風」の裏返しなのかな、と感じました。
渋谷・表参道という場所柄、おしゃれで活発な生徒さんが多いのは想像に難くありません。
学校側が厳しく統制するというよりは、生徒の自主性に任せる部分が大きいのでしょう。

だからこそ、お子さんの性格と合うかどうかは、本当に慎重に見極める必要があると思います。
主体的に動ける子、自分の「好き」をしっかり持っている子にとっては天国のような環境かもしれませんが、受け身な子や、周りに流されやすい子だと、少し辛い場面も出てくるのかもしれませんね。

次に、「授業の質」「進学サポート」について。
内部進学を前提とした雰囲気があるため、もし、中学から入って、将来的に国公立や医学部など、青山学院大学以外の難関大学への進学を強く希望する場合は、学校のサポート体制が自分の期待と合っているか、塾の併用が必要か、といった点は事前に確認しておく必要がありそうです。

まとめ|青山学院中等部・高等部はどんな家庭におすすめ?

ここまで、青山学院中等部・高等部について詳しく調査してみました。
最後に、この学校はどんなご家庭、どんなお子さんにおすすめできるのか、私なりにまとめてみたいと思います。

青山学院中等部・高等部は、

  • 青山学院大学への内部進学という安心感を持ちつつ、中高6年間をのびのびと過ごさせたいご家庭
  • キリスト教教育をベースに、豊かな人間性や奉仕の精神を学んでほしいと願うご家庭
  • 渋谷・表参道という立地や、自由で洗練された校風がお子さんの性格に合っていると感じるご家庭
  • 座学だけでなく、多彩な選択授業や国際交流プログラムを通じて「個」を伸ばしてほしいと考えるご家庭

に、特にフィットする学校ではないでしょうか。

青山学院大学への内部進学という大きな安心感を持ちつつ、その「ゆとり」の中で、どれだけ主体的に学び、自分の世界を広げていけるか。

それが、この学校で過ごす6年間を充実させるための鍵になりそうですね。

学校説明会などでは、ぜひ、生徒さんの実際の雰囲気や、先生方と生徒さんの距離感について、ご自身の目で確かめてみるのが良いかと思います。

ではでは。